【暗殺教室】アスピラスィオン【赤羽業】 (ページ38)

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暗殺３８ページ38

「人を好きになったことないんだよねー、分かるなら教えてよ渚くん」

「え、えっと…」

沈黙を破ったは良いものの、逆に質問されるとうろたえる潮田。

どう答えたらいいのか、そもそもこの質問に正解があるとは言えない。

そのため、下手に答えを出すことができなかったのだ。

「なーんて、気にしないで。自分で考えるから」

にぱっと急に笑顔を見せる。

それに少し安心したみたいだ。

潮田は、ほっと胸をなでおろす。

「じゃ、じゃあさ…カルマ」

安心したとこで危険度の高い前原が口を開く。

それ以上言わない方がいいのに…と呆れや焦りの表情様々だ。

「ん？なに、前原」

「提案なんだけどさ、しばらくの間…２人と話してみたら？」

「２人って…奥田さんとAちゃん？」

前原に続き、相槌を打つ。

「なるほど、話してみてどんな感じか比べるってことだよな」

「そう！磯貝の言う通り、俺はそうしてみたらどうかって思う」

「参考にする、ありがと」

ふわっと笑みを見せたが、みんなには不思議に思う顔だったみたいだ。

「カルマくんもお礼とか言うんだ…」

「ちょ、渚くん失礼じゃない？俺だって人間なんだから」

「あ、あはは…ごめんね」

修学旅行１日目の夜が終わった。