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( 続きです。 )
定時はとっくに過ぎ、19時になってしまった為、空は真っ暗である。
街灯が輝く街中を2人で歩いていたら、ふと彼の口が開いた。
「 なぁAちゃん、夕飯食べていかへん？あ、僕の奢りで。 」
『 え、いいけどなんで？ 』
「 お仕事頑張ったAちゃんにご褒美。」
… そう言った鬱に頭を撫でられる。
本当に珍しい。けど嫌では無いから有難くお言葉に甘えるとしよう。
まぁ、安い所でいいのだけれど、と 2人で近くのファミレスに入る。
席について注文を済ませ、料理が来るのを待つ。
「 …あんな？Aちゃん。…突然なんやけどさ、僕と付き合うてくれへん？」
『 ……え？ 』
「 …あー…と、女の子遊びのつもりで言うたんやなくて、本気で好きやねん。」
｢ …やっぱこんな奴やあかんか？」なんて小さく付け足す彼。本当に突然で吃驚してしまい、固まってしまっていた。
『 …鬱は“こんな奴”じゃないよ。』と、何とか開いた口でそう述べて、机の上で組まれていた彼の手に自分の手を重ねる。目を見開いて此方を見上げた彼と目が合う。
『 ふふ、よろしくお願いします。』
「 ……え、ほんまに？ 」
嬉しそうな彼の問いに頷く。
『 …鬱のことだから、私の事心配して、守る為に言うてくれたんでしょ。』
「 ……お、おん、なんなら仕事辞めさせようと思っとった… 」
え、それはやめて？なんて笑いつつも、彼の思いには心底感謝している。私も今の会社には疲れてしまっていた為、彼の気持ちだけでも嬉しくてたまらない。
『 ほんとは鬱って一途だもんね。自分から好きになった子には大体猛アピールするし。』
「 お恥ずかしい… 」
そういった会話をしていれば料理が運ばれてくる。
お腹もすいていた為にさっさと食事を済ませて会計をし、店を出れば、 ふと彼に抱き締められる。
……あの、ここ街中なんですけど。
そう言おうとしたら鬱に「気にしやんでええやん？」なんて言われた。…心を読まないでくれ。
「 ほんま、いつもお疲れ様。 」
へにゃり、と笑い、細められるサファイアの目。
…そう言って抱きしめてくれる彼の体温にとても安心した。
ラッキーアイテム
紫のストール
ラッキーカラー
あずきいろ
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きのこ(em推し) - 彗月翠さん» ふぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ ありがとうございます！尊みが深いです！！ 文才と語彙力に溢れてる(´;ω;｀) (2019年11月17日 21時) (
レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
彗月翠(プロフ) - きのこ(em推し)さん» 有難うございます！！どちらもないですよ......！？ (2019年11月17日 19時) (レス) id: ab958d2cb5 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 喧嘩ネタ尊い(´;ω;｀)です！文才と語彙力分けてください(´;ω;｀) (2019年11月11日 14時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
彗月翠(プロフ) - きのこ(em推し)さん» リクエスト有難うございます！その2人のネタがちょうど思いつかず困っていたところなので正直すごく助かります。2つとも書かせて頂きますね！有難うございます、これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年11月11日 12時) (レス) id: ab958d2cb5 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - zmさんとの喧嘩ネタ(仲直りあり)とemさんとのコウノトリ信じてるネタが見たいです。基本ハピエンがいいです。大好きです(´;ω;｀)応援してます。 (2019年11月11日 10時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗月翠 | 作成日時：2019年11月10日 2時
