スノ担、マネになる。3

♯101 ページ1

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『雪襠side』



「どうしてメンバーを増員したのか」



スノ担にとっては、気になるところで

当時、いろんな噂が囁かれていたけど

正直なところは本人達にしかわからない





サマパラが無事に終わり、

みんなは、舞台や稽古、YouTubeの撮影や

個人の仕事をこなしていた。



岩本「ねぇ、どうしたの、ぼーっとして」


雪襠「あ、、ごめん。なんでもない。」


岩本「本当？最近なんか難しい顔してるけど、」


雪襠「うん、大丈夫！」



メンバー加入の話を聞いてから、

わかっていたことだけど

みんなどんな反応をするのか少し怖くて

たまに考え込んでしまう



岩本「ならいいけど、、」



わたしが心配されてちゃダメじゃん。

しっかりしないと、



雪襠「今日はTarzanの撮影だよね？」


岩本「うん、ちゃんと仕上げてきたよw」


雪襠「頑張ってたもんね、」


岩本「Aも協力してくれたしね、ありがと。」


雪襠「ううん、全然！

　 むしろいろいろ勉強になった！

　 わたしももう少し絞りたいんだよね、、」


岩本「十分細いけどね、

　 筋肉つけたいなら教えるよ」


雪襠「わたしに出来るかなぁ、」


岩本「大丈夫だよ、俺にできるんだから絶対できる」


雪襠「ありがとうw」


岩本「なんで笑うの、」


雪襠「いや、、なんか、、こんな会話、

　 わたしがマネージャーになった頃は

　 想像できなかったなぁって思って。」


岩本「あ、、ごめん、、

　 俺、マジで態度悪かったよね」


雪襠「いや、そうじゃ無くてね、

　 わたしも自信なくってさ、、。

　 ちゃんとマネージャーとして

　 みんなをサポートできるのか、」


岩本「そうなの？」


雪襠「うん。新人だし、素人だし。」


岩本「でもさ、俺はたぶん、

　 Aに嫉妬してたところあったと思って。」


雪襠「嫉妬？わたしに？」


岩本「うん。」


雪襠「え、、どうして？」


岩本「若いのにしっかりしてるし、

　 強くて、言ってることも正論で、

　 滝沢くんにも認められてて、

　 俺たちが反発しても引かなかった。」


雪襠「あのときは、、必死で、、」


岩本「伝わってきたよ。

　 あぁ、この人は本気なんだって。


　 本気で俺たちのデビューを信じて

　 俺たちのことを想ってるって。


　 どうでもよかったら

　 あんな風にぶつかってないし、

　 こんな風に話してないし」



雪襠「うん、そうだね。」

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