佐野妹は白濱彼女。 Part5

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『……はっ？』





時間が止まったような気がした





「それだけ」





そのまま隼は立ち上がって、出ていった





『なに、言って……』





隼が、私を好き？





まさか……そんなことあるわけない。





だって、今までずっと隼とは親友としてやってきて……





でも、隼の顔は嘘をついてるように見えなかった





だけど、隼嘘つくのうまいし……、





本当に、嘘か本当かわかんないようなこといいやがってまったく





だけど、もしもそれが本当なら返事をしないのはかわいそうだ





……私は、亜嵐が好き





隼のことは好きだけど、亜嵐への好きとは違う





友達として、1人の人間のして隼のことはとても好きだ





隼といるときは気を許しているからこそ、塩でいれるし本音を言い合える





……私が、 ごめん って言ったらまた、っていうのはウソでぇぇぇぇぇぇえす って叫んでくれるかな





また、携帯をいじってなぜか私は4月2日と検索していた





特にこれと言ったものはなかったけど、探していくうちに一つの記事が目に止まってそれをタップした





〈4月2日は 本音を言う日〉





……これ、見て隼はじゃあ言おうとか思ったのかな





なんでかわからないけど、そう決心した時の隼の姿が浮かんできて、すごく可愛いなとか思う





可愛いけど、それでも私をいつでも支えてくれたのは亜嵐で、大好きで大事なのは亜嵐で……





……隼に、なんて言えばいいんだろう

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