第44話 だったらユンギがいい ページ38
マリアside
マリア「ユンギくん」
YG「なんだよ」
マリア「手、放していい？」
YG「は、だめ」
めっちゃあたしの手を放さないユンギ
YG「何で放すの？」
マリア「あたし手繋ぐ派ではないんだよね」
YG「彼氏でも？」
マリア「うん」
YG「じゃあ何がいいの」
マリア「何がって？」
YG「腕組むの？」
マリア「いや？」
YG「えっ、何にもしないの」
マリア「うん」
YG「マジで」
マリア「うん」
特にこれといってない
だって何か見つけた時すぐ離れられないし
YG「……でもだめ」
マリア「なんでよ」
YG「俺は、繋ぐ派だから」
マリア「わーおまじか」
YG「だってお前すぐどっか行くだろ」
マリア「…あたしの事よく知ってるね」
YG「そりゃ『彼氏』だから」
マリア「(仮)な」
って言ったらため息ついたユンギ
の、向こう側に…
マリア「おみくじ！！！！」
ユンギの手をぶっちぎっておみくじに向かうあたし
マリア「うわぁ…結構混んでるな……」
おみくじの前には長蛇の列
YG「お前ほんとすぐどっか行くな…」
マリア「おお、来たのか」
肩で息したユンギがあたしの隣に引っ付いて来た
そしてまた手を握りつぶしてくる
マリア「てっきり『俺は占い何か信じないから勝手に行って来たら？』って言うと思ったのに」
YG「…一応お前が興味持ってることにはできるだけ参加しようと思う」
マリア「仕事か」
別に無理してついてこなくてもいいのに
…って思ったけど、結構真面目に彼氏役してくれてるんだ
マリア「手を放せ」
YG「いやだ」
これに関しては頑固らしい
巫女「一本引いてください」
マリア「はーい」
がらがら…
マリア「…ほっ。77番！77番！！」
巫女「ラッキーセブンですね！」
マリア「これ絶対いいことある！めっちゃ幸運！」
YG「おみくじ引く前に運使ってどうするんだよ。…34番」
巫女「では、番号か書かれている引き出しから一枚お引きください」
全力疾走、あたし
マリア「77番77番…あった！！」
引き出しからおみくじをとりだして速攻で内容を確認する
一番最初に見るのは勿論…
マリア「待ち人…隣にいる」
え…
……まさか
おっさん「ぶえっきし！…あ〜」
右隣で盛大にくしゃみをするおっさん
えっ歳の差？
マリア「…だったらユンギがいい」
YG「おいバカこっちだ」
あぁ、左か笑
えぇ…
マジかよユンギかよ…
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唐辛子マン(プロフ) - イカレさしたった (2020年1月27日 18時) (
レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - konoeさん» 本当ですか！？ありがたや…これからも末永くよろしくお願いいたします！！！！ (2020年1月20日 1時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
konoe(プロフ) - はじめまして。今まで読んだ作品中、１、２を争って面白いです！抜群！ありがとうございます。 (2020年1月19日 14時) (レス) id: fc382f7f30 (このIDを非表示/違反報告)
はま(プロフ) - そな。さん» なんなら酒飲まないと書かないまである。伝わってよかったｗｗｗ (2020年1月19日 7時) (レス) id: 033aa0ce0a (このIDを非表示/違反報告)
そな。(プロフ) - あら唐辛子マンさんお酒飲まれるんですか！？ ダーティワークちゃんと伝わりましたよ！へへへへへへ← (2020年1月19日 3時) (レス) id: 0ef8f55913 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン | 作成日時：2020年1月9日 20時
