頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 2

第43話　試作ユンギ殿 ページ37

ナムジュンside



NJ「…ユンギ殿達は今神社にいる…(小声)」
HS「ふむ…なんとか運命を二人に感じさせないと…(小声)」


俺達は手をつないだ二人の人形を見ながら思考を凝らしている

取りえず手をつながせてみたのはいいものの
先が思いつかない…


NJ「…みんなの力を借りよう(小声)」



NJ神社 カップル デート
NJこれらから連想される運命的なものをこたえなさい




カトクのグループに送信して返事を待つ



HS「どうにか引っ付いてくれないかな…そしたら即付き合っていただいて、婚約していただいて、結婚していただいて…(小声)」
NJ「…きっとコイツが何とかしてくれる…(小声)」
HS「…へへへ…そうだね…(小声)」



二人して人形を見下ろして笑ってたら
不意に物音がして振り返った



TH「……おみくじ…つくてきた(小声)」
NJ・HS「なるほど…(小声)」



壁から顔を半分だけ出したテヒョン氏
おそるおそる近づいてきた彼は突然猛スピードでこっちに走ってきて
手作りおみくじをテーブルに置いて去って行った


HS「…なんて書いてありますか？(小声)」
NJ「なんだろう…(小声)」


迫ってきたテヒョン氏から逃げてカーテンにくるまってた俺達は
おずおずとテーブルの上のおみくじ見目を落とした




『まちびと…となりにいる』




NJ「これは運命運命的だ…(小声)」
HS「これはマリアさんの方に持たせておこう…(小声)」



マリアさん人形の方にテヒョン氏お手製のおみくじを持たせたホソク氏



JM「あの…(小声)」
NJ・HS「…何か思いつきましたか？(小声)」



頼むから『今から近づきます』と、連絡してほしい
ジミン氏の声に飛び上がって再びカーテンにくるまった俺達はジミン氏に問いかける


JM「いえ…コレ落ちてました…(小声)」
NJ「それは…(小声)」
HS「！」


大丈夫だホソク氏
俺は正気だ

ジミン氏に『こっちへ来い』みたいな催眠術かけられてないから
俺に『危ないよ！』って手を伸ばしてくれなくて結構だ



NJ「…ユンギ殿二号？(小声)」
HS「…あ、それはジョングク氏の試作ユンギ殿…(小声)」


ユンギ殿人形よりも髪色が濃い人形…


JM「アッ！？」
NJ「エッ！？」
HS「ウッ！？」


手渡しにビビりすぎた俺達は人形を予期せず激しくバケツリレーした




あらら…
試作ユンギ殿がマリアさん人形にぶつかった…

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