第27話 ンッンンッン ページ4
マリアside
キョッキョッ
マリア「あ…」
今日はちょっと遅かったな
リビングのソファーから立ち上がってケンケンでキッチンの窓へ
外を見ると、いつも通り車から降りてきたユンギが
いつも通り手に袋を持っ………
マリア「アッ？」
待ってすんっ……ごいんだけど
YG「また覗いてんのかよ。もう恒例行事だな」
マリア「………」
YG「なに」
マリア「…いや、ちょっと早く中入って」
YG「え？あぁ…」
ガチャッ
YG「うおっ…なんだよ…」
マリア「………」
あたしは玄関に立つユンギを至近距離で見つめた
マリア「……とち狂っているの？」
YG「あ？なに」
マリア「髪の毛が恋してるやん」
あれだ
桜色…と、言うのが正解なのかわからないけど…
黒髪がピンクになっていらっしゃる
YG「あぁ、髪の毛切った」
マリア「いや、染めたの間違い」
YG「あぁ、染めもした。でも見ろよこの前髪。完全復活だろ？」
なにちょっと満足気にしてるんだよ
全然そっちじゃない
あれ？
ホントにユンギ？
ニセモノじゃない？
マリア「いやちげぇんだよなぁ…そっちじゃねぇんだよなぁ……」
YG「…やっぱやりすぎた？」
マリア「…いやぁ…笑」
首をかしげながらあたしは苦笑いした
YG「はぁ…まいったなこりゃ」
玄関で頭を抱えてしゃがみこんだユンギ
マリア「どうなのそれ。ピンクて…」
なんかちょっと可哀そうになってあたしも一緒になってしゃがんであげた
YG「ちょいキビいよなぁ…」
マリア「ちょい…まぁ……そこそこ？」
YG「そこそこ…」
意気消沈のユンギ
真っすぐにキッチンに向かって行って料理し始めた
あたしは相変わらずの定位置でそれを見つめる
マリア「どぉーしてそんなんなった」
YG「…お前ってさ、〇ーチューブとか…見る？」
マリア「見るけど…それとそのクレイジーな髪がどう関係あるの」
YG「いや…。なんでもない」
白のワイシャツの袖をまくったユンギ
丁度いいタイミングで太陽が差し込んできて彼を照らし出す
勿論ピンクの髪も……
マリア「…こっち向いて」
YG「やだよバカにすんだろ？」
マリア「いいから」
YG「………」
しかめっ面であたしを振り返ったユンギ
その姿はとても神秘的で…
キレイ……
マリア「あたし、髪の毛水色にしてあげよか」
YG「なんで」
マリア「いや、日本に『キキララ』っていう………」
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唐辛子マン(プロフ) - イカレさしたった (2020年1月27日 18時) (
レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - konoeさん» 本当ですか！？ありがたや…これからも末永くよろしくお願いいたします！！！！ (2020年1月20日 1時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
konoe(プロフ) - はじめまして。今まで読んだ作品中、１、２を争って面白いです！抜群！ありがとうございます。 (2020年1月19日 14時) (レス) id: fc382f7f30 (このIDを非表示/違反報告)
はま(プロフ) - そな。さん» なんなら酒飲まないと書かないまである。伝わってよかったｗｗｗ (2020年1月19日 7時) (レス) id: 033aa0ce0a (このIDを非表示/違反報告)
そな。(プロフ) - あら唐辛子マンさんお酒飲まれるんですか！？ ダーティワークちゃんと伝わりましたよ！へへへへへへ← (2020年1月19日 3時) (レス) id: 0ef8f55913 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン | 作成日時：2020年1月9日 20時
