【HQ‼】烏野の1年マネはあの【伝説のスパイカー】だった。Second

清水side ページ49

《清水side》

私には秘密がある。

誰にも言えない秘密。

それは、私が両性愛者だということ。

私がAちゃんを好きだということ。


もう1人のマネージャーとして、男バレに来てくれたAちゃん。

仕事の飲み込みも早くて、助かった。

何事にも一生懸命で、頑張れる子。

かわいいし、部員のみんなの活力になってる。

私の活力にも。


仁花ちゃんが入ってくれてから、仕事も楽になった。

Aちゃんは仁花ちゃんと話すことが多くなった。

少し、寂しかった。


薄々気づいていた。

でも、

目を逸らしていた。

それじゃあ、

意味ないよ。

だって、

好きなんだから。

この気持ちにウソをつくことなんて、

できないんだ。


ちょっとだけ2人きりになってみたり。

A『潔子先輩と2人きりなんて、嬉しいな〜』

一緒に料理したり。

A『乱切り、とは？』

手を繋いだり。

A『ほら！行きましょう潔子先輩！』

そういう一つ一つの小さなことが、

思い出になって、

私の中の大切なものになっていく。


もし、一つ願いが叶うなら、

Aちゃんにこっちを向いて欲しい。


__大好きだよ。Aちゃん。



《Noside》


？「A、元気かなー。」

？「電話すればいいんじゃないのか？」

？「影山もいるだろ。」

？「俺は、恋人になりたいんだけどな。」

？「《友達以上恋人未満》だもんな。」


？「普通さー、俺見てビビるんだよ！！」

？「ビビってなかったよね。」

？「だって、俺より跳ぶんだもんな。」


？「？ー、A月バリに載ってるよー。」

？「…見せて。」

？「《女バレ界から突如消えた 【伝説のスパイカー】》だってさ。」

？「バレー、辞めたのか…！？」


？「A、いつになったら来るん？」

？「そんなんこっちが知りたいわ。」

？「俺は早く会いたいねーん！！」

？「うるさい。叫ばないで。」


？「本当に！！俺の出番まだ！？」

？「うるせえ。？。嫌われてるだろ。」

？「？さん泣いちゃう！ ？ちゃんはなんで好かれるの！？」

？「知らん。」

？「はあ！？」

ありがとうございました！！→←好きな人？いませんけど

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