@特権 天月と恋する彼女 ページ32
「ん。久しぶり」
今晩のおかずとビールを持って幼馴染の家へと上がり込む。
元々天月の両親と、彼女の両親が大学の頃からの仲らしく月に一度こうして互いの家にお邪魔するのは、幼い頃からの習慣だった。
「あれ？今月今日だったっけ？」
「ウチの親、来週出張になったんだって」
「あ、なるほど！」
後で親来るからと玄関先で呟けば、いつものように笑いながら、リビングへとスマートに案内する。
第二の家になりつつある天月の家。
幼い頃から何度も来ているだけあって間取りや家具の配置はほとんど覚えているため、そんな気遣い無用なのだが。
こんな行動イケメンなら、モテるはずだわ、
半分呆れにも近い感情に、バレないように息をつきながら足を進める。
「あら、Aちゃん。久しぶりね」
「おばさん。こんにちは」
いつものようにおすそ分けの品を渡し挨拶をする。その流れで天月家の愛犬、チワワの方へと向かう。
「おー。ルア、久しぶり」
くんくんと臭いを嗅いだ後、彼女だと認識したルアは嬉しそうに尻尾を大きく振る。
見た目がクールな彼女だが、こう見えて子供にもお年寄りにも動物にも懐かれるタイプで、そんな特徴を活かして仕事をしている。
「ん、お前、元気だなぁ」
飼育員として働く彼女は、どんな動物相手でも優しく微笑む。
そんな柔らかな表情を横目で盗みみる天月。
……やっぱ、好きだな。
親の前。
それも、注目されるようなリビングでわざわざ言うつもりは無いが、長年溜め込んでいた感情に制御はかけられない。
せめて心だけでも素直になろうとした計らいが、今までの仇となり前に進めないでいるのだけれど。
「ちょっと、これ持って行ってくれるかしら？」
キッチンから母の声が聞こえ、重たい腰をあげる。もう少し眺めていたかったけどご飯の準備を優先しよう。
「あら？天月くん大きくなったわねー！」
「おばさん、それこの間も言ってましたよ…？」
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こんぺいとう。(プロフ) - お鈴さん» はい！是非！何時でも大歓迎なのでお申し付けください。 (2018年10月3日 17時) (
レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
お鈴(プロフ) - あんくさんのリクエストの更新ありがとうございました！これからも何かしらリクエストすると思うので....よろしくお願いします！ (2018年10月2日 21時) (レス) id: 97cb04aaf6 (このIDを非表示/違反報告)
お鈴(プロフ) - こんぺいとう。さん» いえいえ！全然大丈夫です！！！こんぺいとう。さんの都合の良いときに！！これからも応援してます！ (2018年10月1日 21時) (レス) id: 97cb04aaf6 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - お鈴さん» かしこまりました。誠に勝手ながら、明日更新させていただきます。申し訳ございません。 (2018年10月1日 20時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
お鈴(プロフ) - またまたリクエスト失礼します！あんくさんでメンヘラ彼女をデロデロに甘やかすおはなしください（土下座） (2018年10月1日 19時) (レス) id: 97cb04aaf6 (このIDを非表示/違反報告)
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