【とある晩御飯での約束】 ページ13
「…おいしい、」
「！ほんと？？実はそれ自信作でさー！ちゃんと味が染み込んでるかなー？って不安だったんだけど、良かったーー！そらるんは？どう？おいしい？？」
「いつも通り」
癖になってきた独り言が無視されることは一度もなく、全てそらるさんとAちゃんが拾ってくれる日々の中ようやく味を認識し始めた。
自家製のお漬物だというそれは白ご飯によく合う味だった。
「『いつも通り』の続きはなんですかー？」
「おいしいです」
なら！よし！と笑顔になったAちゃんは、もっと沢山食べてね！とわたしにも笑顔を向けてくれた。
「ありがとうございます」
「そらるんもAちゃんくらい素直ならなー？」
「え、いや俺すごい素直じゃん」
「どの口が言うか…！」
「ふふっ」
食事中に話すことが多くなったのはこの家に来た時から。誰かが遅くなってもちゃんと待って一緒に食事をとる二人の日常に参加している身として、とても幸せなことだと感じた。
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しらたま(プロフ) - ほわっと心が温まるような雰囲気のお話ですね。ここからの展開が気になります！応援しています。 (2020年11月17日 4時) (
レス) id: 01565d18e6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃＠みかん教 - この作品すごく好きです！ 何て言うか、雰囲気がいい……！ もう本当に、とにかく、大好きです！ 応援してます、頑張ってください！ (2020年10月26日 20時) (レス) id: c902bbcb86 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - じんわりと心が温まる作品でした…！指切りの最後を針千本飲ます、ではない言葉に言い換える優しさにぐっときました。 この後の展開もとても気になります！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年10月24日 21時) (レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
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