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《番外編》@異世界パロ センラ(くん)に戀する彼女 ページ30

郵便パロ
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〈彼女〉郵便屋さん / 羽根の生える種族
〈センラ〉物書きさん / お得意さん
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「これ、届けて欲しいんやけど」



立派な羽根の生えた少女は、宛先の書かれていない手紙を見つめてため息をはく。

代々受け継がれるこの羽根を活かして、手紙を運ぶ郵便屋となったは良いものの、この人だけは慣れないでいた。



「宛先がないと届けらんないだろ。それに、毎回毎回呼びつけておいて…」



毎日律儀に通っては居るものの、何度このセリフをいっても優美に口元を動かすだけで、肝心の返事は返ってこない。



「……困ってるんだけど?」

「そんなつもりはないんやけどなー」



ははっと声に出して笑うセンラ。
笑い事でもなければ、冗談でも許さないぞ、コラ。
こっちは1分だって時間が惜しいのに、これじゃあちっとも仕事が出来やしない。



「……ちなみにですけど、その手紙どうしてるん?」

「どうって、捨てるわけにも行かないし、職場に持って帰ったら怒られるから、家に溜まってるけど…」

「なんや、ちゃんと届いてますやん」



満足そうに呟いて、「じゃあまた明日」と窓をしてる。おいてけぼりの思考回路は遅れてやってきて、残された手紙と閉じた窓を交互に見つめる。



「はぁぁあ!?」



全ての辻褄があった時、顔を赤く染めたのは誰でしょう。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最近、こんなのばっかりでごめんね。
もう、思いつかなくなっちゃって、

またキミに置いていかれちゃうね。

〈曲パロ〉Peacock Epoch〈うらたぬき〉→←《特別編》メガテラさんに恋する彼女



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作者名:こんぺいとう。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月5日 15時

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