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◆Ruggie ページ9
【お好み焼き】
［ ラギー × 暴食姫 ］
「出た、つまみ食いマン」
「……美味しい匂いした」
ラギーがレオナ用の夜食を用意する所にたまたまを装って現れる。そんなあざとい作戦に気づいていながら、知らないフリをするラギー。
「……今日は、なに」
「今日はお好み焼きッスよ〜。レオナさんが腹が膨らめばなんでもイイって言うんでー」
腐ることのない粉物と、豚こま切れの変わりにひき肉を用意するラギー。なんでもこの間豆腐でかさ増ししたハンバーグの残りを使うらしい。
「まあ、ソース多めにかけとけば食えるっしょ」
美味しそうなお好み焼きに無意識に尻尾を振ってしまう彼女。
美味しそう。
…いい匂いする。
……たべたい。
「シシシッ、そんなに待てないんスか？」
「……？」
「まだ待てッスよ〜」
ラギーに笑われてしまった…。別に不満と言う訳では無いが、ラギーと二人っきりになるとこうして沢山の表情を見せてくれる。
心を許している証拠かな、なんて彼女は思っていた。
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