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◆Jade ページ7
【キスの馴初め】
[ ジェイド × 色欲姫 ]
「初めてのキスって、初々しいものなのかしらね」
ドレッサーの台に手をついて、真っ赤な口紅を塗っていく彼女が唐突に呟いた言葉は負担の彼女からは想像もつかないほど乙女チックな言葉だった。
「あなたならいつ誰としたって変わりませんよ」
「ふふ。随分と酷い言われようね」
「おや?何か違いましたか?」
鏡越しに合っていた視線をわざと外して、くるりと振り向いた彼女は確信犯。ふわりと何人もの男を落とす愛嬌を振りまいては、男を罠に嵌めていく。
「……ジェイドとする時は、ドキドキしてたよ?」
信じて貰えないなんて、悲しいな。大人っぽい表情では通用しないと感じ取った彼女は咄嗟に、年相応の『可愛らしい』を演じる。詰め寄り過ぎないように肌には触れずに服を引っ張るところなんかが狙ってやっているのだろう。
「では、初めてのキスも覚えていますか?」
「え、初めて??」
「ええ。まあ常に唇を重ねていれば忘れてしまうのも無理ありません」
思い出させるぐらいの手なら用意してますよ。
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