▽《特別編》 S!Nに恋する彼女 ページ3
〈 紅鸞様 から リクエスト 〉
名残惜しそうに俺の毛先を触る彼女は、人一人座るには充分な木の椅子に座りながら不貞腐れている。原因は、きっと最近切った髪のこと。
「……長い方が好きだった、」
「え？結構人気よ？」
そのおかげで俺を知らなかった人にも声をかけられたり、コラボが増えたりとしていると言うのに、彼女は珍しくロングの男性が好きだというのだ。
大体のイメージが、長髪よりも単発でビジュアル系で、ちょっと危ないお兄さん。と言った方が女子高生の人気は凄いのに。そんな中でもなぜ。
「…それがやなんだよ、」
「？あぁ、……わかりやすい嫉妬？」
「ちげーし」
この子は素直な子で否定する時、図星ならもっと戸惑うはずなのに、今の言葉にはそんな風には取れなかった。
……嫉妬はしてないんかい。ちょ〜と残念よ？
「じゃあ何」
「近寄んな」
「えー？そんなこと言われるともっと近寄りたくなるじゃん？」
「ウッザ！！」
ほんとに、暑いから離れてという彼女を椅子の上から逃げられないように押さえ込んで、彼女の真実を聞き出す。
「教えてくんないなら、ここでキスするよ？」
「……、」
「あぁ、もしかしてキスして欲しかったの？」
「ち、ちちちげーし！！！」
おお、この反応。この反応。この反応が可愛いんだよなー。……もっといじめたくなる。
「ただ、」
ポツリ。握り締められた手首を少し動かして、彼女が呟き出した。
「お前の声も聞かないで、ビジュアルだけで好きになった低脳が許せないだけだ」
歴は愛じゃないと言うけれど、最近一目見ただけで愛だと勘違いするバカが増えている。人気になったからとか、注目されてるからとか、流行りの一部で好きだと言う奴が嫌だ。
「だから、テメーは一緒ロングでいろ」
「うわぁ、清々しい程の理不尽」
それでもね、何かのきっかけで好きになってくれるのは嬉しくて、同じくらい愛したいと思うのが俺たちなんだよ。
「……でも、そうだね〜。Aだけは、特別だよ」
他とは違う特別な女の子が一人。
歴でも愛でもない。俺が幸せにしたい子。
「あ、このまま押し倒してもいい？」
「っ、マジでテメーいっぺん死んでこい！！」
遅くなってしまい、申し訳ございません。
このカップルがのんびり過ごしたらこんな感じかなー？と思ってます。
なんだかんだちゃんと好きな彼女ちゃんが可愛すぎる。
リクエスト、ありがとうございます。
▽@2泊3日 うらたんに恋する彼女 前編→←@6/30 天月に恋する彼女
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こんぺいとう。(プロフ) - ☆Mercury☆さん» ありがとうございます！私、ついに師匠になったのですね！！分かりました！頑張ります！！ (2020年2月29日 22時) (
レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
☆Mercury☆(プロフ) - ふえー！！めっちゃ楽しみにしてました!!新しい彼女ちゃんたちが....！！一生ついていきます。師匠！！ (2020年2月29日 13時) (レス) id: a1aa4e6d76 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 初コメ失礼いたします、ずっと前からこの小説を読ませていただいて本当に感動しています！語彙が豊富だし、こんぺいとう。の名前の通りいろんな色のお話楽しみにみています。夢への努力と小説更新大変かもしれませんがずっと待ってます！！ (2019年10月26日 20時) (レス) id: b53af4e032 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury(プロフ) - よ、よかったぁ〜！ライブの小説が丁度あがっていたからもしかしたら...。と思いまして( ;∀;)ごめんなさい。福岡でしたか！私は北海道でした！弟さんも良かったですね！！ (2019年9月25日 20時) (レス) id: a1aa4e6d76 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう。(プロフ) - Mercuryさん» あ！いえ！全然大丈夫ですよ！福岡に参戦してました^^* とても楽しめましたよ◎末っ子くんもますますファンになっていました^^* (2019年9月25日 19時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
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