【歌い手】恋する彼女 vol.11【完】

▽@彼シャツ ルスに恋する彼女 ページ34

〈 Mercury様 から リクエスト 〉


横になった彼女の頭を撫でつつ「おはよう」と声をかければ少し恥ずかしそうにシーツを握りしめて返事をする。


「ぉ、はよ」
「なんで顔隠すの」
「は、ずかしいし」


なんて朝からかわいいことを言う彼女にキスを落として、手を握る。


「大丈夫？しんどい……？」
「平気だよ」
「んじゃ、もう一回できそう？」
「それは無理……！！」


それは残念。でも確かに一年に数回ライブをするために運動している俺とカフェで働いているだけの彼女じゃ体力に大きな差がある。

今日の所は我慢しようなんて思いながら彼女の体を起こした。昨晩付けたキスマークがくっきり見えるのに満足して、もう一度だけ付けたいなーとじっと見つめていれば、瞳を隠された。


「……るす」
「ごめんなさい」


でも朝からえっちぃ彼女が悪い気がする。というか昨日そのまま寝てて服を着ていなかったことに気がついた。


「服どうしたんやっけ？」
「……お風呂上がって直ぐにルスがベッドに連れてったんでしょ」
「そだっけー？」
「そうだよ」


だから服取ってきて。なんて言う彼女。
昨日の夜はただ単に彼女と愛していたかったためあまり深くは考えずに行動してしまった気がする。


「なら俺のシャツ着てて」
「え、いいの？」
「うん。そのままは嫌でしょ」


そう言って彼女にシャツを着させる。前開きのシンプルなシャツは当然のように大きく、ほぼ羽織っているだけの格好が逆にセクシーに見えてしまいドドドと心臓の音が大きくなる。


「ね、A」
「え？なに？」
「やっぱり脱いでてほしい」
「へっ！？」


いや、脱いでてもえっちぃし、着ててもセクシーだからそんなに効果はないのだろう。直視出来ないほどの体は昨晩も見たというのに留まることを知らない熱が彼女にまで移る。肌に張り付いた髪の毛を退けながら、ゆっくり彼女に近づく。

もう後戻りはできないと知りながら。






luzさんが、私の中で0か100かのアプローチしかしてくれない。きっと50とかいう数字忘れちゃったんだろうな……。

後個人的に浦島坂田船はたまにお色気出て来て『きゃー！！』ってなる感じだけど、XYZは常にお色気で、トークとかで『面白い！可愛い！癒し……！！』ってなる感じ。

……リスナーさん大丈夫かな。なんかもう、動画投稿される度に殺されてそう。死んでそう。



ちなみに私はゾンビになっても応援する────☆

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