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ま、まさか本当に一緒に帰ってくれるとは思わなかった・・・






『あ?あ、いいよ』






って






えええどうしよう・・・?!?!!
(自分で誘っといて慌てるよね)





本当にあっさりすぎて、先輩私のこと本当になんとも思ってないのかな、やっぱただのバイト先の年下なのかな、


って勝手に落ち込んだけど、一緒に帰れるだけで幸せです



「あぁ、嬉しい」



準備を終えて待っていると







『そんなに?笑』


「わ、先輩、、、」







聞かれてた・・・




「さぁ!帰りましょ!!」


誤魔化したくて大きな声で言ってみたら


『くく』


笑われた。


幸せで明日死ぬかもしれない





.






何の食べ物が好きですか?


趣味は?


音楽は何を聞いてるんですか?


大学では何してるんですか?





この帰り道の短時間で、沢山聞けた


私の知らない先輩のこと


話題はたえなくて


先輩は沢山笑ってくれた





好きな人のことを知るって

こんなに幸せなことだっけ





.





.







『じゃあここで』


駅の近くまで歩いて、先輩は言った


夢の時間が終わってしまう


明日また会えるけど、寂しい





「うー・・・もうちょっと遅く歩けばよかったかなぁ」


『なんで』






・・・この先輩耳いいな


ぼそっと言ったつもりだったのに


「だって・・・」





先輩が好きだからなんて言えるわけない







「楽しかったから、もっと話したかった・・・」





これが、今言える私の中のいちばんの言葉


伝われ





.







『・・・俺も、楽しかった!』







.








私の頭をぐしゃぐしゃした





.






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・???!!、?!」





前にジミンにやられたけど


これは、先輩にやられると、すごく、、


心臓に悪い





「はい!それは、光栄です!またいつか一緒に帰ってくれたら嬉しいです!お話しましょう!はい!お願いしますっっ」


私何言ってんだ?





先輩はまた、くすくす笑って






.






.






.








『Aのそうやって面白いところ好きだよ』





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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時

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