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ぴぴぴぴぴぴ
ダンっっっ
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いい目覚めだ
いい天気。
好きな人ができたからかな
窓から見る景色がキラキラして見える
ゆっくり朝食を食べて支度をしてバイトに出かける
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昨日、ジミンにはお世話になったな
次会う時は気まずくなるかもしれない、って心配したけど、帰りにはもうジミンはいつも通りうるさいジミンで
この人が友達でよかった、と思ったよね
応援してくれてる
良い奴だ、本当に
だから私は今日・・・・・・!!!
先輩をご飯に誘います・・・・・・・・・!!!!!!
いや、そんなに気合い入れる必要ある?って思わないで、、、
私にとってはすごく、勇気のいる、、、
連絡するだけでもあんなに緊張するのに、ご、ご飯を誘うとは成長したな私・・・!!!
そんなことを考えながらバイトへの道をフラフラ歩く
今日も楽しい一日になりますように。
バイトの道の途中にある昨日先輩と別れた駅を通る
あ、あれ?
先輩じゃない?!!?!!!!
ここで出会っちゃうとか少女漫画の流れじゃんんんんん
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え、でも、先輩、
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隣に歩いている人、誰
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先輩は、幸せそうに、笑う
隣の女の人はそんな先輩を見て笑う
先輩のあんな笑顔、初めて見た
私に微笑む時とは違う、愛情に溢れた顔
心から、幸せそうな顔
私の知らない、先輩
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そんな二人を見て何も考えられなくなってしまった私は
先輩が彼女と別れてこっちに向かってくるのだけは分かった
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会いたくない
勢いよく逆方向に、走った
涙も
出なかった
ただ、全身が、重くて
絶望感に満ち溢れた
同時にカラッポになった気分だった
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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時