【岩泉一】"元"完璧少女【国見英】

完璧　2 ページ3

Aside

今日は入学式。

ある意味、私にも当てはまるかな。

私は去年…3年になる前までは烏野高校に

いたから…。



綺麗な桜を見ていた私は誰かに

話しかけられた。

男の子は私の名前を聞くと去ってしまった。

男の子の名前、聞いてなかったな…。

まぁ、いっか。



クラス表を見ると、私の名前は3年5組の

ところにかいてあった。

そして、私の隣には『岩泉 一』の文字。

一緒だね、はじめ。

はじめが一緒で良かった…。



教室へいくとさっきの男の子がはじめと

喋っている。



兎「一年間、よろしくね、はじめ」

私は小さく呟いた。



入学式を終え、帰る時間。

はじめは違う子と帰るみたいで、先に

おばさんと2人で帰る。



家について、自分の部屋に入る。

そして、制服から部屋着に着替える。

そして、ベッドにダイブして早い眠りに

ついた…。



これからの高校生活どうなるんだろう。

場所ははじめに教えてもらうとして、

授業とか大丈夫かな…？

まぁ、大丈夫じゃなくなったらはじめを

頼るけど…。

…不安ばっかりだ。

…まぁ、寝よう。



？「…？…A、A！」

体が大きく揺さぶられる。

気持ちいぃ〜。

？「A起きろって！」

ペチペチ頬を叩かれる。

目をあけると視界に入るのははじめ。

兎「痛いよ…」

岩「そこまで強くやってないぞ？」

…むぅ。

兎「力加減出来てないんじゃないの？」

岩「そんなことねぇよ！」

兎「で、私を起こした理由は？」

岩「飯」

…それを言われると腹が減る。

お昼何かな〜、お昼何かな〜♪

そんな歌を心の中で歌いながらお昼

ご飯が待つ、一階へとおりた。



兎「おぉう…」

テーブルに並べられたのは揚げ出し

豆腐…とか、ご飯とか…。

そして…プッチンプリン！！

兎「いっただっきま〜す！」



兎「うわぁぁぁ///」

さすがプリン…。

プルプルしてるぜっ…！

でも、プッチンってところが最高…！

ゆっくりとスプーンで…一口目…。

パクッ

兎「っ〜〜〜！！」

声にならない旨味。

美・味☆

さすがプリン…！



岩「あ、そうだ。一年間よろしくな、

A」

兎「うん、はじめ！」

どんな高校生活が待っているのかな？

プリンのおかげで不安なんかどこかに

いった私は、今度は期待で胸が

いっぱいだった。

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