欲しければ欲しいほど欲しくなる

こんなにも…YG ページ42

…









久しぶりに聞く日本語




ファンミーティングのイベントのために日本に来ている




いつからか、Aヌナとは


どこか気まずいというかなんというか…



仕事で会うことは会うんだけど、言葉を交わすことはない









『衣装着替え〜次の出番まで5分で〜す！』




『インカムチェックお願いしま〜す！』









次のステージの準備









『メイク直しますね』









あぁ…Aヌナじゃないんだ









YG「…Aさんはどこですか？」




『あ、えっと…あちらです』









指をさされた方を見ると、ナムジュンのメイクを直していた









『…変わりましょうか？』









んー…




見てみると、Aヌナはナムジュンのメイクを直しながらいろんな人に声をかけられたり


指示したり、すごく忙しそう




変わってくれ、なんて


そんなワガママいったらすごくいい迷惑だろう




本当は変わってほしいけど









YG「いや、いいです…」




『わかりました』









そして、メイク直しも準備も終わってステージに上がろうとした




すると、









「…っユンギ！」









振り向くと、









「…ちょっとこっち向いて？」




YG「えっ？」









Aヌナに呼ばれた




久しぶりにAヌナの声でユンギ、て聞いた




名前呼ばれただけなのに、


なんだろう、このビリッとする感覚




あっ




ステージ頑張れ！とか？


終わったら二人でどこか行こう！とか？



それとも充電〜っ、とかいって抱きしめてくれたり？









「クマ…まだよれてる」




YG「…あぁ」









だよな…そんなことするわけないよな




だってずっと話してないし









馬鹿じゃねぇの俺…









「はい、おっけ」




YG「…ん」









ありがとうも言えねぇのかよ、


自分の中で自分に言ってる




…情けな









『メンバーステージに上がる準備してください！』









スタッフの声でステージに向かおうとした時、









.









「ユンギ…

頑張ってね、愛してる」









.









小さい声だったけど、




たしかに、Aヌナの声でそう聞こえた









…

…YG→←ぷいぷいじょんぐぅ

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