魔獣と夜叉について……(更新するぜヒャアアァ←←) ページ46
あんずside
『まぁ一応生徒会っぽいこと言っておくと、
『俺が直々に天誅を下してやるよ魔獣ども♪』……ってところか』
零「くくく……凛空と戦うのは少々気が引けるがのう」
『……』
紅月の衣装を纏った凛空さんはまるでこの世の者とは思えないほど怪しく輝く
何処からか取り出した扇子を開き、口元を隠しながらUNDEADの面々を見まわす
そして、何か違和感に気づいたのか、小さく、聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟く
『……成程な、相変わらず卑怯な手を使うな……兄貴』
零「おやおや、もう勘付かれてしまったかの……蓮巳君が来る前に悲しいが終わらせるべきか」
少し驚いたように呟く零さん。その姿すら絵になってしまう。
正真正銘の吸血鬼なんだろうか……
そんな零さんに重々しく、しかし楽しそうな足取りで近づいてくる
相変わらず口元には扇子。零さん以外には悟られたくはないのだろう
そして零さんの耳元で呟く
『どうせ対バンでも考えてんだろ?……安心しろよ、蓮巳の奴には言わねぇよ
裏切るみたいで少々心苦しいがな。全戦全勝の無敗の紅月っての面白くねぇ』
零「ほぅ……♪面白いのう
醜く生き恥をさらすことになるかもしれぬぞ?」
『別に構わねぇよ。どんなに綺麗な月も毎晩毎晩見てたら飽きちまうしな。
桜はまた咲く。今は少しだけ散るだけだ……俺も革命ってやつを見てみてぇしな』
そう笑う凛空さんの姿は美しく、しかしその紅蓮の双眸は燃えていた
自分の領地を踏み荒らされ、怒り狂う夜叉のように
彼は自分をあくまで普通の人間だと言っていたが、その姿は吸血鬼というよりも
本物の鬼の様だ。
軽く乱れた髪が角のようになっている
『……だが、お前らと戦うのに手を抜く理由にはなんねぇよ……!
怖い怖い鬼ヶ島に来ちまったからには、喰われたって文句はねぇよなぁ!!』
歌舞伎役者のように大袈裟に、脅す。
その一つ一つの動きに観客は目を奪われる。
睨みつける凛空さんの威圧感にあの晃牙君ですら一瞬だけ怯えた表情を見せる
零「我が兄弟といえど恐ろしいものじゃのう……」
零さんの瞳は怯えなど微塵も感じさせない、寧ろ自分の弟との死闘に
心躍らせているようであった
魔獣同士、通じるところがあるんだろうか。ギラギラと輝かせた双眸をお互い向け合わせている。
零「わが弟といえど容赦はせんぞ」
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茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
