俺と五奇人について―逆先夏目の場合 ページ15
凛空side
『あいつらと話してたら何か気力が出てきたな
この調子で仕事をこなせば敬人の説教一時間くらいは縮むかな……』
謝罪の言葉でも考えておくか
『ん〜……午後の授業に出なかったことは反省してる
自分の体調管理に手が行き届いてなかったせいでこうなったことも自覚してるし
申し訳ないって思ってる……後なんだろ』
後は……何だろうな
そうだな……
?「『まことに反省しています』」
『まことに反省しています……』
?「『とか思ったかこの眼鏡!!』」
『とか思ったかこの眼鏡……』
?「『ばーか』」
『ばー……かとか言ったら殺されるわ!!』
あぶねぇ、何か洗脳されかけてた……
?「おや、可笑しいナ。魔法が解けちゃっタ」
この声は……そう思って後ろを見る
『あれ、いない』
『前!……もいない』
右かっ!!
……いねぇし
左……?いや、いない
『って、俺を一周させて楽しいか?ナツ』
夏「楽しいヨ〜♪
くるくる回ってるリク兄見てるのはネ!」
『……お前もくるくる俺の動きの先回りしてんだろ
器用なもんだ……ほらよっ……と』
夏「あれれ、見つかっちゃっタ♪」
『何でうれしそうなんだよ……』
夏「久しぶりに見たからネ!ちょっと悪戯したくなっちゃったんだヨ♪」
『相変わらず変な語尾だな〜こりゃ記憶に残る』
夏「〜♪」
コイツ……夏目の事は抗争時代から面倒を見てやってる
兄貴含め残りの四奇人に可愛がられてたし……
生徒会の一員だったけど、普通にあいつらと話してたな……
今思うと、敬人が紅月に入ってなかったら、俺の所為でユニット解散も
あったかもな……めっちゃこえぇ
夏「?……どうしたノ、リク兄」
ちなみに四奇人には兄さん呼びなのに俺だけ兄呼びなのは
―ーさん付けするほど尊敬してないから〜♪
だそうだ…………このクソガキは
まぁ、色々と懐かれてはいるんだけどなぁ
『ま、相変わらず元気そうで何よりだ……でも、俺は生徒会の役員だぞ
変に動くと俺が会長に言うかもしれないんだぞ?』
夏「……」
『あんまり昔と同じ感覚でいると火傷をするぞ』
夏「そんなことリク兄しないからネ、絶対二!!」
そういって抱き着いてくる。こういうところが可愛いんだろうけど
結果：生徒会役員も楽じゃないな……
――
短編集が出来ました!
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suga132219/
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茶柱(プロフ) - そろそろうちのボキャブラリーが火を噴きそうだ……(吐血) (2016年10月3日 22時) (
レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 本当に、難しいですよね………… (2016年9月29日 20時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - わかります！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
茶柱(プロフ) - 何か、小説の主人公目線の言い回しを読んでて、( ﾟДﾟ)ﾊｧ?ってなると「え、私の語力、低すぎ……!?」ってなりますね(笑) (2016年9月28日 21時) (レス) id: 266ac07be9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎ユエ - 成る程… (2016年9月28日 17時) (レス) id: 67fdb38327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月4日 16時
