朝の気持ち ページ43
「んっ。。」
起きて、時計を見ればもう、昼前。
潤くんは、、寝てる。。
はぁ。。
話したい。。
起きた時が一番、憂鬱だから。
今日が始まるんだって思うと、
いやになってくる。。
「和、どうした？」
「えっ。」
寝ていると思っていた潤くんが目をつぶったまま、言った。
「話していいよ。」
「でも。。」
「大丈夫。昨日、いや、今日か、聞いてなかったし。」
「あのね。。」
「うん。」
「その、嫌なの。。」
「何が嫌？」
「全部。」
「全部っていうのは？」
「潤くんがいないと何にもできない自分が嫌。潤くんを信じれない自分も嫌。潤くんのこと大好きだから。。潤くんが仕事大変なのも、俺のせいだし。なのに何もできないし。。もう、大っ嫌い！！」
叫んでしまった。
潤くんが怖がったのが分かった。
でも、、
抑えきれないんだ。
無理な気がするんだ。
潤くんが一緒にいてくれて、ようやく、色々とできる気がする。
だから。。
仕事なんかしないでほしい。
潤くんには、俺のそばにいてほしい。
「かぁず。」
潤くんがそう呼んでくれる時には、なぜか、安心する。
「何？」
「俺、和を裏切ったりしないから。仕事してる時も、和のことばっかり考えてるし。だから、大丈夫。絶対に帰ってくるから。だから、和は涼さんのいうことを聞くんだよ？和がいてくれるから、仕事だって頑張れる。不安になったら、いつでも電話していいから。」
「でも、、いやなんだよ。。」
「それは、俺がいないのが？」
「うん。嫌。潤くんには俺だけを見てほしい。仕事なんかやってほしくない。潤くん、とっても疲れてたし。潤くんが倒れるんじゃないかって思う。。」
「、、、そっか。。ありがと。。俺も、ちょっと自分でも危機を感じてる笑」
「じゃあ、やめてよ。。1日頑張ったんだし、マネージャーにいえばいいじゃん。」
「でも、、俺らの仕事はテレビに出ることだよ。」
「うん。。だけど、、」
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作者名：翠奈 | 作成日時：2021年11月18日 7時
