001 プロローグ ページ1
両親とは死別したし、兄弟もいないけど
私にはダンスがあった
ダンサーとして仕事をもらえ始めて、
恩師や仲間にも恵まれ、幸せな人生を歩めてて
これから先もずっと、変わらない日々を過ごすんだと思ってた
『危ない！上......！』
リハーサル中のステージに立っていると、どこからか聞こえてきた声
見上げると、目前に大きな照明が迫っていた
感じたであろう痛みも、誰かが呼びかけてくれていた言葉も、何も覚えていないけど
命が絶えたことだけは分かったし、その後すぐに転生したことも理解した
だって、照明が落ちてきた時に咄嗟に瞑った目を開けると
見たことのない場所に寝かされていて、
恐らくこの世界での私の両親にあたる人たちが私に声をかけていたから
ただし何喋ってるかは分からなかったけどね
日本語でも英語でもなく、全く聞いたことのない言語だった
分かったとしても、生後数ヶ月の赤ちゃんだからうまく喋れなかっただろうし
喋れた方が怖いと思うから結果的にはよかったけど
でも、自我ははっきりした状態で言葉を操れないのはキツかったな...
と、まぁ転生した時の話はこれくらいにして
言葉を覚え始めた頃から、あることを考え始めた
この世界は、私が前世で読んでいた小説の世界なんじゃないかと
ただ、この世界での私の名前である“A”は一瞬出てきたような...？くらいで
あまり印象に残ってないから、きっと脇役なんだと思う
それでもいわゆる令嬢というものらしく、世界各地に高級ホテルを経営するKJAグループの一人娘
それで、得られる情報も上流階級関連のものなんだけど
両親や周りの令嬢から出てくる名前がことごとく聞いたことのある名前ばかり
その中でも、ここがあの小説世界だと確信したのは、
小説世界の主役であり
ファッション業界トップのファッションブランド“Sue's”の後継者、末澤誠也
彼の名前を聞いた時だった
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軟骨(プロフ) - ちぇるしーさん» コメントのセンスが良すぎて思わずふふっと笑っちゃいました。このお話の肝は晶哉だったりしますね。いってらっしゃいませ！ (10月4日 0時) (
レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇるしー(プロフ) - お話の途中で晶哉がおもろすぎてコメントしてしまいました。今、彼はティーポットを割った所です。最高に面白いです、では続きに行って参ります。 (10月3日 11時) (レス) @page30 id: 54f901c7b7 (このIDを非表示/違反報告)
軟骨(プロフ) - ちいさん» コメントして頂きありがとうございます！続きの更新も頑張りますね！ (2022年7月25日 2時) (レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 更新嬉しいです！続きもめっちゃ気になります！！ (2022年7月18日 3時) (レス) @page38 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
軟骨(プロフ) - ぽこぴーさん» コメントして頂きありがとうございます！嬉しすぎて泣いてます(;_;)本当にありがとうございます！！ (2022年7月18日 2時) (レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軟骨 | 作成日時：2021年12月14日 6時
