試合 ページ28
試合当日私はハーマイオニーとともに試合を観戦することにしていた。
私はいつも通り大広間で朝食を取っている時，たまたまハーマイオニーがロンの頬にキスを送るのを見てしまった。
あら，ハーマイオニーも大胆ね。なんて思いながら気付かないふりをしてスルーした。
セド「A」
『あら，セドリック』
セド「あの2人いつから恋人だったの？」
『恋人ではないと思うわ。』
セド「そうなんだ。でもやっぱりあの2人はお似合いだと思うけどな…」
『そうね…お互い両思いだと思うし…』
『でも今すぐ付き合わなくてもあの2人のペースで行けばいいんじゃないかしら』
セド「そうだね」
試合の時間になり観客席へ向かった私とハーマイオニーは，選手が入場するのを見ながら，スリザリン生たちを不快そうに見つめていた。
ロンのキーパーの腕がいいとはいえないことをずっとからかっているからだ。
フー「キャプテン同士，握手」
審判のマダム・フーチが号令をかけ，アンジェリーナとモンタギューが歩み寄った。
だけど私は見逃さなかった。
アンジェリーナと握手する時モンタギューがにやりと笑っていたことを…
そしてアンジェリーナは顔色一つ変えなかったが，モンタギューがアンジェリーナの指を砕こうとしていたらしい。
フー「箒に跨って……」
マダム・フーチがホイッスルを口にくわえ，吹き鳴らした。ボールが放たれ，選手14人が一斉に飛翔した。ロンはゴールポストのほうに勢いよく飛び去っていった。
試合はかなりの接戦だった。
リーは相変わらず見事な解説を披露して試合を盛り上げていた。
『かなり接戦ね…』
ハー「きっとグリフィンドールは勝てるわ…」
リー「観客が沸いています！お聞きください！この歌は何でしょう？」
そこでリーが，歌を聞くのに解説を中断した時スタンドの緑と銀のスリザリン陣営から大きく，はっきりと歌声が立ち上がった。
ウィーズリーは守れない 万に一つも守れない
だから歌うぞスリザリン ウィーズリーこそ我が王者
ウィーズリーの生まれは豚小屋だ
いつでもクアッフルを見逃しだ
おかげで我らは大勝利 ウィーズリーこそ我が王者
『なんなのこの歌は…』
聞こえてくるのはスリザリンの席からロンを馬鹿にする様な歌詞の歌だった。
リー「そしてアリシアからアンジェリーナにパスが返った！！」
リーはその歌をかき消すように大きな声で解説を始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 487人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
万奈(プロフ) - 湊さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しい限りです！暇なの時に出す予定なのでもう少しお待ちください！ (2022年8月3日 22時) (
レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - ものすごく面白かったです。続きを読みたいです。待ってます頑張って下さい。 (2022年8月3日 20時) (レス) @page21 id: 080f4a0e49 (このIDを非表示/違反報告)
万奈(プロフ) - Ruiさん» ありがとございます！！そう言っていただけるとやる気が出ます！！こらからもちょくちょく見に来て下さい！ (2022年7月13日 20時) (レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - ものすごく面白いです！続きを楽しみにしています！！ (2022年7月13日 19時) (レス) @page3 id: 0b6af923a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：万奈 | 作成日時：2022年7月12日 7時
