無表情のあの子4~HarryPotter~【セドリック・ディゴリー】 (ページ33)

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秘密の部屋の存在2 ページ33

長い道を進むとハリーの声が聞こえてきた。

『ハリー！』

ハリ「A！？な，何でここに…」

『追いかけて来たの…ジニーは…』

私はジニーが何処にいるか聞こうとした時，私の目に飛び込んで来たのは横たわって動かないジニーとその横に落ちている日記。

『ジニー！どうして…これは…？』

これは確かジニーが捨てたと言っていた日記…？
何でこれがここに…？

『これは…貴方の？』

私は日記を手に取り，スリザリンのローブを着ている青年に問いかける。

トム「そうさ。それは僕のだ。」

『貴方がこれを使ってジニーを操っていたのね』

トム「その通りだよ。僕がジニーを操って秘密の部屋の扉を開き，マグルを襲い，壁に脅迫文を書かせたのさ」

『つまり貴方が秘密の部屋の継承者なの？』

トム「そうだよ。僕がホグワーツに在学している時に秘密の部屋を開けるのは危険だと思い，この日記に託したのさ」

『そういう事だったのね…』

その後その青年は空中にトム・マールヴォロ・リドルと書き，綴りを置きかえると「私はヴォルデモート卿」と書かれた。

『あ，貴方が…ヴォルデモート卿…？』

まさか秘密の部屋の継承者が例のあの人だったなんて…

そしてヴォルデモート卿は石版に向かって何か話す

ヴォル「───」

するとなんと中から蛇…バジリスクが出てきたのだ。

『ハリー！バジリスクの目を見ては駄目よ！』

私は目を合わせない様に下を向きながらハリーに叫ぶ。
その時私ははっとする。ジニーが危ない。

『ジニー！』

私は無我夢中でジニーの元へ走った。バジリスクからの攻撃もあったがそれに構っている暇はなかった。

ハリ「A！危ない！」

『ハリーは逃げて！早く！』

私はハリーにそう叫びながらジニーの元へ向かう。

そしてジニーを庇うように覆い被さった時私は油断してしまった…

バジリスクの目を見無い様に下を向いていたので，水面に映るバジリスクの目を見てしまった。

私の意識はそこで途切れた。