校長の死 ページ18
あれから月日は流れ，厳しい訓練が身体に馴染んできた頃ある手紙が届いた。
手紙の内容は...
アルバス・ダンブルドアが 死 んだ...と。
私とセドリックは動揺を隠せなかった。
突然の訃報に頭がついていけなかったからだ。
手紙には7月上旬に葬儀をすると知らせが書いてあった。
私達は急いで休暇を取った。
そしてダンブルドアの葬儀へ出向くためにホグワーツへ向かった。そこで騎士団のメンバーと合流した。
『久しぶりね...2人とも...』
フレジョ「嗚呼...」
私達は4人で校内を歩く。
ホグワーツの校庭には，何百という椅子が何列も何列も並んでいた。中央に1本の通路が走り，正面に大理石の台が設えられていて，椅子は全部その台に向かって置かれていた。
椅子の半分ほどがすでに埋まっていて，質素な身なりから格式ある服装まで，老若男女ありとあらゆる者が着席していた。
流石ダンブルドア校長こんなに多くの人から尊敬されていたのね...
色々な所から嘆きの声や聞こえてくる。
私もまた静かに涙を流した。
セド「A...」
セドリックは私を優しく包み込む。
『セドリック...』
セド「僕もAと同じ気持ちだよ...」
振り返ればダンブルドア校長には何度も助けられた。
何度救われたか...
そんな事を考えている間に全員が着席をしていた。
そしてどこからか音楽が聞こえてきた。この世のものとも思えない...不思議な曲調だった
声をする方を向くと，陽の光を受けながら輝く澄んだ湖面の下で，水中人たちが合唱する姿があった。
その歌声は別れと悲嘆の気持を伝えるような歌だった。
その時，椅子の間に設けられた一筋の通路をハグリッドがゆっくりと歩いてきた。
顔中を涙で光らせながら，ハグリッドは声を出さずに泣いていた。その両腕に抱かれ，金色の星をちりばめた紫のビロードに包まれているのが...ダンブルドアの亡骸だった。
『ダンブルドア校長...』
皆がすすり泣く声が聞こえてきた。
私もさらに手の甲に涙が零れ落ちた。
ハグリッドが亡骸を台の上にそっとのせ，それから大きな音を立てて鼻をかみながら通路を引き返していった。
やがて，何人かが悲鳴を上げた。
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万奈(プロフ) - さくのさん» コメントありがとうございます！ハリポタ久しぶりに見たりすると何回でもハマっちゃいますよね！そう言って頂けて嬉しい限りです！ありがとうございます(*^^*) (2023年3月2日 19時) (
レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
さくの - ハリポタ懐かしくていっきに読んでしまいました。セドリックいいですよね。良い作品に出会えて嬉しいです。続き楽しみにしています。 (2023年3月2日 17時) (レス) @page31 id: ccf3c1a16c (このIDを非表示/違反報告)
万奈(プロフ) - えりかさん» コメントありがとうございます！変換ミスしてました！すいません！早速修正しました！ゆっくりになってしまいますが更新頑張るのでこれからも読んでくださるとうれしいです！ (2023年2月12日 16時) (レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - 初めまして！！いつも楽しく読ませていただいています！一つ気になる所があって「校長の死」の物語で（朗報）になっていてそれだと嬉しい報告になってしまうので訃報かなと思ってコメントさせていただきました！これからも楽しみに更新待っています！ (2023年2月12日 15時) (レス) @page18 id: b579ae27ea (このIDを非表示/違反報告)
万奈(プロフ) - ねこまんまさん» コメントありがとうございます！炎ゴブいいですよね〜！シーズン1からここまで読んで下さりありがとうございます！来週からまた更新を始めますのでしばらくお待ちください！ (2023年1月25日 23時) (レス) id: 61e3cc8be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万奈 | 作成日時：2023年1月11日 19時
