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チャイムを合図にみんながそれぞれの席につく。
それでも先程のざわめきは収まるはずがなく、教室には浮ついた雰囲気が漂っていた。
コツコツと先生の足音が近づいてくると、更に色めきたつ。
それは僕の身体も同じで、鼓動がますます速くなる。手首から脈の流れを感じる。
これは、体は正直者、ということか?
だからこんなにも心は冷めているのに、なぜか緊張しているのか?
自覚していないだけで僕も転校生を楽しみにしてる?
たかが転校生に僕は自問自答を繰り返す。
今日は何だかおかしいや。普段ならこんなこと考えもしないのに。こんなの僕らしくない。
だからだろうか。先程まで全く興味のなかった転校生に少しずつ興味が湧いてきた。
足音がだんだん大きくなり、止まった。扉が開く。
僕は目も体も神経も扉に集中させた。
そこには、いつも通り見慣れた化粧っ気のない30前半の女性の担任と、その後ろに、俯きがちなロングヘアーの女の子。
女の子、か。
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ぴのん(プロフ) - うさぎんさん» うさぎんさん、コメントありがとうございます!!最高だなんてとても嬉しいです;;応援ありがとうございます🙇🏻♀️ෆこれからも頑張ります!!! (2023年4月9日 12時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - がんばれ (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - おもろ、、、最高うううう、、、 (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん(プロフ) - 名無し56315号さん» コメントありがとうございます!!名無しさんと状況が似すぎていて思わず笑ってしまいました😳推し歴も年齢も同じなのですね!!少し運命を感じてしまいました笑大好きだなんて嬉しいです!!!これからもよろしくお願いします🎀🤍 (2023年4月8日 16時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56315号(プロフ) - ぴのんさんのこと覚えてます!私事ですが一度りすなーを降り彼らに出会い3年がたちました。 そして最近再熱してしまいました🥰 また、私も春から高校生なるのでとても親近感が湧いて思わずコメントしてしまいました! ぴのんさんの書く小説が大好きです応援しています (2023年3月27日 2時) (レス) id: 1b216480b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴのん | 作者ホームページ:読者の皆様が大好きです
作成日時:2023年3月17日 16時