あなたもメンバー*～Substory～ (ページ46)

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Rq:藤原夫婦と息子と野球観戦 f9 ページ46

Aside

「あっつぅ～…何でこんな時期なんよ」

丈一郎『この時期しかないねんからしゃーないやんけ。
なぁ康太、楽しみやんなぁ?』

康太『あついー！』

「ほらぁ～」

丈一郎『…あ、ほら、始まんで!』

そう言いながら、グランドに目を移す丈。

今日は久々のオフやからと、朝早くから丈に起こされて、康太と3人で高校野球を見に来た。

「せめてドームが良かったわ～」

丈一郎『今日試合なかってんからしゃーないやろ。
お!ほら見てみ、康太!あの選手今注目されてんねん!
将来プロ入りするかもやから覚えとけよ!』

康太『プロ?』

丈一郎『そう。オリックスとか阪神とか球団あるやろ?
それに入るかもしれへんねん』

康太『へぇ～』

丈一郎『もうちょっと興味持てよ～』

康太『眠たぁい』

丈一郎『夜早く寝たらいいから今は寝たらあかん！笑』

「パパうるさいからちゃんと見とこな～?」

丈一郎『お前なぁ…笑』

なんてやり取りをしながら野球観戦をして。

お昼過ぎには決着がついて、ようやく終わった。

丈一郎『いやぁ～まさかあっちが勝つとはな!
A、康太、面白かったやろ?』

「まぁ確かに面白かったかな～」

康太『面白かった!僕もやってみたい!』

私は普通やったけど、康太はどうやらハマったみたいで。

丈一郎『お～ほんまか!じゃあ今度パパとキャッチボールしよか!』

康太『うん!したい!』

…かわいいなぁ(笑)

康太が大きくなったら、いつか丈と、お腹の子と試合見に来たりするんかなぁ。

そんな事を想像してたら、お腹が蹴られた気がした。

この子にも早く会いたいな。

そう思った、夏の暑い日。