あなたもメンバー*～Substory～ (ページ45)

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「康太～？ちょっとパパとママの間座ってくれへん？」

康太がおもちゃで遊んでるところを話しかけて、
私らが座ってるソファの間に座らせた。

康太『なにー？？？』

「あのな、康太。
お母さんな、赤ちゃん出来てん。」

康太「赤ちゃん…？」

丈一郎『そう。やから康太な、お兄ちゃんになんねんで』

康太『お兄ちゃんになるん！ぼくが！？やったー！！！』

「康太嬉しい？」

康太『うん！嬉しい！たっくんにもな、妹がおるねん！』

「あ、そういやそうやったね。康太、たっくんみたいにお兄ちゃんになれる？」

康太『なれる！！がんばる！！』

丈一郎『おー！偉いなぁ！妹か弟かまだ分からんけど、仲良くもできるか？』

康太『うん！できる！！』

丈一郎『それなら良かったわ。
赤ちゃん生まれて来たらちゃんと守ったれよ？』

康太『うん、わかった！』

「偉い偉い。康太のことは私が守ったげるからなー？」

康太『うん！でもママのことは誰が守るん…？』

丈一郎『パパが守るから安心せぇ。ママだけじゃなくて、康太のことも赤ちゃんのことも守ったる』

康太『パパすごい！！ヒーローや！！』

丈一郎『そうやでー？パパはヒーローやねん。
やから康太もパパみたいになるんやで？』

康太『うん！なる！！！』

なんてニコニコした康太を抱っこしてあげた丈。

丈一郎『いつか、ちゃんとママのことも守れる男になれよ』

そう言った丈は、完全にパパの顔で。
ステキな旦那さんを持ったなあ、と改めて実感した。