検索窓
今日:73 hit、昨日:44 hit、合計:252,620 hit

8 ページ8

.



区切りのいいところで片付けをやめ、準備をし目的地に向かう。

彼女に会うのは多分、2年振りくらい。少しだけ緊張してしまう。



電車をおり歩きながら向かう途中、度々見かける彼らの名前。



その度にデビューしたんだな、人気になったんだなって思わされる。




そしてタイミングよく、街中にあるプロジェクターに映し出された彼らのMV。


思わず足をとめその映像を眺める。

そういう人は私だけではなく、他にもたくさんの人がその画面を見つめキャーキャー言っていた。



”あべちゃんやばい!”

”ひーくんかっこいい〜!”



たくさんの声が聞こえる中



”今のふっかやばくない!?”




そんな声が聞こえ、無意識にそちらをチラッとみる。その声の主は私よりも若くてとても可愛らしい女の子。



きっと彼らにはたくさんのファンの人がいて、それはこれからも増え続けていくんだろう。





映像が切り替わり先程まで足を止め騒いでいた人達も歩き出す中、未だ動けずその場に立ったままの私。





どんどん大きくなっていく彼ら



どんどん夢を叶えていく彼ら



どんどん前に進んでいく彼らと違って、未だあの日から全く前に進めていない私はどれだけ惨めなんだろか。









.

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (257 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
957人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 岩本照
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:chi | 作成日時:2021年3月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。