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SideJH


JH「え、いやいや今からって.......ていうかその足で」

『無理はしません。でも、今やらなきゃ。夕飯までには帰りますから』


松葉杖をぐらぐらさせながらAが立ち上がろうとするが、ハラハラする。怖い怖い、転ぶ。

JH「わかった、一緒に行こう、な?」

『だめですヒョンはここにいて下さい。今日は休みなんですよ』


そんなのお前もだろ、と返したいが、いつになくAは強情だった。


結局、Aは終始グラグラしながら宿舎を出て行った。たぶん、松葉杖で体を支えるのに慣れてないのと、筋力不足でうまく扱えてないんだろう。


途中で転びやしないか、なにかにぶつかられやしないかと心配は尽きないが、今さっきAにも言われたように、甘やかすのはよくない。

これがジョングクだったら、心配はもちろんするだろうけどもっと簡単に送り出しただろう。まあ、あいつなら松葉杖ももっと上手につかうんだろうけど。


JH「一応、ユンギヒョンにも.......」


きっと今作業室にいるだろうユンギヒョンに、Aが向かったことを伝える。まるで初めてのお使いだ。


JH「.......にしても、」


おかしなものだ。ジョングクと比べて、Aは正反対なほど違う。

どこが、と具体的に言えるほど、きっとまだ俺はAのことを知らないけど、ジョングクに接するようにAに接することが全ていい結果を生むとは思わないほうがいいだろう。

俺たちはジョングガとA、2人のマンネを育ててるつもりでいたけど、今思えばAは........。


そんなことを言ったらAはまた、自分だけ蚊帳の外だ、なんて思うだろうか。


JH「お」


ユンギヒョンにしては珍しく素早い返事。


サムズアップひとつの返事は、ユンギヒョンらしくもあって、改めて、俺たちってみんな不自然なほど違うんだよなあ、と実感する。


それぞれに機能すればいい。みんなでひとつで、でもみんな同じじゃない俺たちが、歯車みたいに
機能していけば。



JH「...........」


買い物でも行くか。

いつから俺はお母さんみたいになってしまったのか、何かしないといつまでもAのことが気になってしまって仕方ない。

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作品ジャンル:タレント
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時

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