眠り姫とペンダント。【ポケットモンスター】 (ページ5)

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第4話꒰ঌ 秘密 ④ ໒꒱‪‪ ページ5

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フリードに謝り、紅茶を淹れたマードックが席に着いた所で、モリーが口を開く。4人が纏う空気は、どことなく重かった。

モリー「カロス地方に行くの？」

フリード「いや。今パルデアに向かってるって言ったら、そこで引き渡す事になった」

モリー「そっか」

オリオ「ねぇ、まだ何かないの？あたし、このまま別れるなんて嫌だよ」

フリード「何かって言ってもな…」

何も無いのは、オリオも分かってる。やれるだけの事はやった。その上で決まった事だ。皆が黙り込んでしまって、堪らず「ごめん」と謝る。

モリー「それは皆同じ気持ちだよ」

マードック「そうだな」

フリード「リコとロイは旅に出たばかりだ。余計な不安は煽りたくない。だから言わないでおいてくれ」

オリオ「うん。分かった」

頷いてくれた皆にお礼を言って、フリードは物置に来た。しかしここは物置ではなく、普通に皆が使ってるのと同じ部屋で、ベットや本棚、机もある。

どれも久しく使われていなくて、少しだけ埃を被っていた。

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