眠り姫とペンダント。【ポケットモンスター】 (ページ14)

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第13話꒰ঌ 出会い ⑤ ໒꒱‪‪ ページ14

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旅をしてきた私にとって、それは当たり前の事だったから。大丈夫。大したことじゃない。

「早く行かないと怒られるんじゃないの？」

フリード「そうだな」

「何でキャップなのか聞けなかったのは残念だけど、仕方ないわね。さようなら、フリード。ありがとう。行くわよサーナイト」

[サーナ]

もっと色々話をしたかったけど、こればっかりはどうしようも無い。気持ちを切り替える為にも、さっさと言いたい事を言って踵を返した。

ここで、このままあっさりお別れでいいのか。いや、普通ならなんてこと無い。既にリザードンに乗って飛び立っててもおかしくないくらいには、時間が過ぎている。でも、どうしても引き止めたくなった。そう思ったら、自然と言葉が出てきた。

フリード「待ってくれ！」

「？」

フリード「ロジカ、君も一緒に来ないか？」

「え？」

言われた言葉が上手く飲み込めず、咄嗟に出たのはこのひと言。それで我に返ったフリードは、慌てて誤魔化しの言葉を発する。

フリード「い、いきなりこんな事言われても困るよな！すまん！」

「もう！男ならもっとシャキッとしなさいよ！」

フリード「え、あー。ごめん」

じゃあ改めて、とロジカを誘った。無論、断る理由は無いから「よろしくね」と言って笑う。こうしてロジカは、ライジングボルテッカーズの一員として再び旅に出た。

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