八輪目:ネムノキ《歓喜》 ページ10
乱「ただいまー」
ナ「もうっ!乱歩さんってば何処に行っていたのですか!」
武装探偵社に帰ってくるとすぐにナオミちゃんに怒られた。
別にちょっとぐらい許してくれてもいいのに。
乱「太宰にあげた花を買った花屋に行ってた。」
敦「?何をしに行ったんですか?」
乱「花を買いに。」
与「へぇ、乱歩さんが花を、ねぇ。」
この感じ…間違いない
ナ「乱歩さん、お目当ては花ではないですわよねぇ?」
思わず僕はビクリと肩が動いてしまった。
それを見て確信したのか、与謝野さんが此方へと迫ってきた。
与「ちょっと来な。」
僕は無理矢理別室へと連れていかれた。
ナ「さて、単刀直入に聞きますわ。
相手の何処に惚れたのですか?」
乱「うーん…僕、一目惚れって奴しちゃったんだよね。」
僕がそういうと二人は何故か嬉しそうに笑っていた。
与「それで?どんな子なんだい?」
乱「実崎グループの娘で、実崎Aっていう子。
エンベイジフルックっていう花屋で一人で働いてる。
花の名前とか花言葉とか全部覚えてるっていってた。」
ナ「そ、そんな凄い方に恋したのですか!?」
与「乱歩さんにも春が来たか…」
ずっと二人は何やら感動しているようだった。
僕だってこれでも26なのに…
その後も二人の質問責めがきて、結局30分は離してもらえなかった。
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愛雫優月(あいし ゆづき)(プロフ) - 一気見しました凄く内容が良くて最高でした✨更新待ってます.ᐟ.ᐟ (3月28日 4時) (レス) @page14 id: b0983097f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年12月15日 0時