名探偵様は何時も私の働く花屋に来る【江戸川乱歩】

七輪目：リナリア《この恋に気づいて》 ページ9

『こんにちは！中原様！』

中｢おう。んで、何の種を植えるんだ？｣

『良いのですか？手伝ってもらってしまうなんて。』

中｢まあ、今丁度暇だったからな。｣


中原様はこんな風に何時も優しく接してくださります。

たしか、会社の幹部をしているとか……


『今日はオトギリソウとホテイアオイを植える予定です。』


そう言って私は中原様に花の画像と種を見せた。

この花は私の好きな花の中でも上位に入っているもので、
以前から植えたいと思っていたもので、

知人にどうしてもといってお取り寄せしたものだった。


中｢へぇ、なかなか綺麗だな。｣

『はい！とっても綺麗です！』


そうして私は中原様と種を植えました。







『ふう、終わりました……』

中｢結構大変だな…
　 これを一人でやってるのか？｣

『はい、大変ですけどなんやかんやいって楽しくって！』


私が花屋を始めたのはこれが理由でもある。

花が育ってくれるのが嬉しくて、種を植えるのが楽しくって…


中｢んじゃ、早速だがこの花を買っていいか？｣


中原様が指差したのはリナリア

あれ、リナリアの花言葉って……


『か、かしこましました。』


私はリナリアだけでは物足りないと思い、別の花も添えて中原様に渡した。


中｢別の花も添えてくれたのか？｣

『はい、…嫌でしたか？』

中｢いや、こっちのほうがいい。｣


そう言って中原様は花束を受けとった


『あの、中原様って恋している人でもいるのですか？』

中｢……はぁ、その顔は気付いてねぇな？｣


気付いてない？

私は気付いてないことがあるのでしょうか？


中｢まあいい、そのうちお前もわかるよ。｣


そう言って中原様は帰って行きました。


リナリアの花言葉は

『この恋に気づいて……』




　

　

私は何も考えないことにした

　



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皆さーん！！

アカウントが無事、直りました！


もう一度パスワードとか入力したらまた戻って来る事が出来ました。


これからもたくさん書いていくので応援、よろしくお願いします！


　

　

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