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一番嫌いな貴方へ ページ10

ーーーーA視点ーーーー

治が持ってきたアイス珈琲を飲み干し、国木田さんに電話をかける。

「もしもし、国木田さんですか。」

『ああ、どうした?』

電話から風の音が聞こえる。

「もしかして包帯無駄遣い装置をお探しですか?」

『そのもしかしてだ。』

一度治を睨みつける。
が、その私の顔を見て本人は何故か嬉しそうだ。

「今私の家に不法侵入してきてるんで引き取りに来てくれませんか?」

『はぁ……すまんな。』

「いえ、それでは。」

そのまま電話を切った。
と、その瞬間
治が私に抱き着いてきた。

「あーAが可愛い〜」

こんな大の大人が思いっきり自分の同僚に抱き着いているなんて
考えるだけで嫌になるわね。

「私今日予定があるから。」

「あ、だから部屋着じゃなかったの?」

「まさか部屋着を見るために来たなんて言わないわよね?」

治は何も言わずにニコニコと笑っている。
信じられない
折角の休みでこんな羽目になるなんて。

「ダァーザーイィィィ!!!」

良かった。
ようやく助けが来たわ。

「ちぇ。」

さてと。
早く出掛けてしまいましょう。

「あ!A!」

「?」

「これあげる♡」

そのまま治は行ってしまった。
彼がくれたものは








「…は?」



雪だるまのキーホルダーだった。

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設定タグ:文豪ストレイドックス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時

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