初恋相手の君へ ページ7
ーーーー太宰視点ーーーー
早歩きでAが向かった場所へ行く
少し遠いため電車まで使った
「敦くん!」
「太宰さん!」
見てみるとAが倒れ込んでいた。
もしかして……
Aの額に触れてみる。
「やっぱり。」
Aは高熱を出していた
「敦くん、Aは異能力を使っていたかい?」
「あっはい」
「彼女の異能力のリスクの一つでね。使いすぎると高熱が出てしまうのだよ。」
だから何時も無茶しないでって言っているのに
まったく、でもこういう所もほんと好き
「お、さむ」
聞いた!?
今の可愛い声!!
「A車何処?」
「ん。」
んって指さすの可愛い過ぎ
もう無理ほんと好き
「鍵もらうね?」
「は、やくして、この馬、鹿……」
落ち着け。理性を保たないと。
「あの…太宰さん?」
はっ。
しまった。Aが可愛い過ぎて敦くんの事をすっかり忘れていた
「さっ、帰ろうか」
「おやおや、また熱かい?」
帰ってすぐにAを与謝野女医に診せた
Aはベッドの上ですやすやと眠っている
可愛い……
よく考えてみると私が恋をしたのは彼女が初めてだ
別にそれ以外はどうでもいい。
まあAの嫉妬材料にはなるけど。
(今までそれで成功したことは一度もない。)
「ん……」
「あっおはようA」
ゆっくりと起き上がり、私をゴミを見るような目で見てきた
「起きて1番に治の顔を見るなんて最悪」
「えぇ〜酷いなぁ〜」
「でも」
なんだろ
まさか私が好きだと!?
いや、どうせまた唐変木とか言ってくるんだろうな
「ありがと………//」
「へ………」
ぁ゛ぁ好き!
(結局こうなる。)
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時