検索窓
今日:51 hit、昨日:19 hit、合計:8,355 hit

ポートマフィア ページ17

ーーーーA視点ーーーー

「………?」

目が覚めると何やら牢屋のような場所にいた。

確か、着物の少女に狙われて…
前戦ったアイツの言っている事を考えると、相手の狙いは私の勧誘か。

「おっ、起きてんじゃねーか。」

ふと見ると目の前には黒い服を着た
おそらく下級構成員と思われる男が二人いた。

「うわ、胸デケェ…」

「しかも美人だしな。
 …ちょっとぐらい手ぇ出してもばれなくね?」

ニタニタと笑いながら牢屋の鍵をあけて此方へきた。
馬鹿ね。

「鍵を開けてくれるなんて。感謝しなきゃね。」

ゴキッ

「うっ!!」

手早く手足を折る。
私の代わりに牢屋には二人を入れておいた。

「鍵、処分しとくわね。」

「てめぇ……!」

「五月蝿い。それ以上喋ったら次は首を折るわよ?
 さよなら。」

其の儘牢屋を後にした。



















広い

分かってはいたけどなかなかの広さだわ。

「はぁ…出口は何処よ……」

すると少し遠くで衝撃音が聴こえた
方角としては向こう…

行ってみることにした。

「ッ!あれは…!」

階段を下りるとポートマフィア幹部と向かい合っている治がいた。
勝手に体が動いた

「異能力、凍て氷」

相手を横の壁に叩きつける。

「私の為に来てくれたのかい?A♡」

「五月蝿い」

「手前ェ……!」

ちらりと治を見ると出欠しているのが分かる
おそらくさっきの衝撃音は治がコイツにやられたんでしょうね。

「いいのかい?中也。
前戦った時のAは本気を出していない。
今戦ったらどうなるだろうねぇ?」

「……チッ」

相手は手を挙げて此方を見た

「手前の力がどれほど強いのかは俺だって分かってる。
 それと、手前の過去も、な。」

「!!」

過去?
なんで?

「……」

「A?」

「んじゃ、俺はこれで。
 言っておくが太宰、これで済むと思うなよ。
 二度目はねぇぞ。」

其の儘階段の方へと進むアイツに治が話しかけた。

「ちがうちがーう。
 なーんかわーすれてなぁーい?」

「ングッ!!」

すると此方へ振り向き、足を内股にした。

「二度目はなくってよ!!」

「………」

こんなに冷えた空気は感じたことは無かった。

この花束を君に捧げる→←行方不明



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドックス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。