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二人っきりでいい。 ページ14

ーーーー太宰視点ーーーー

「まったく……
 休みだってのにまた熱かい?」

そういいながら与謝野女医は薬を出している

「どうやらポートマフィアと遭遇したようで」

中也が手を出す位だ
おそらく勧誘か何かだろう。

「アタシはもう帰るからね。
 起きたらその薬を飲むように言っておいておくれ。」

「ありがとうございます。」



二人っきりの探偵社

Aは静かに寝息を立てていた


綺麗だな……

ずっとこの時間が続けばいいのに

でもAが起きないのは嫌だな。
寝ていて、白い肌に長いまつげといい、Aは死んでしまっているようで嫌だった

「…早く起きてよ………」

好きなんだ

此の世で一番好きなんだ


彼女と出会ってから私は自 殺をしようとすることが無くなってきた。
きっとAとずっと一緒に居たいからだろう。

Aの手をそっと握る
まだ少し熱い

でもAが生きていると実感できた。

「離して」

「……!A!」

いつの間にかAはベットの上から起き上がっていた。

「あら、随分と長いこと寝ていたみたいね。」

時計は午後7時を指していた。

「A、与謝野女医からこれ飲めってさ。」

「はいはい」

「体調は?大丈夫なのかい?」

「えぇ、明日にはもう元気になっていると思うわ。」

素っ気ないなぁ〜
もうちょっと優しくしてくれてもいいのに。

「帰りましょうか。」

「一緒に帰ってもいい?」

駄目押しで聞いてみる。

「別に良いわよ」

何かの間違いじゃ無いかと一瞬耳を疑った
良い…?

「えっ!良いの!?」

「街中で目立つことをしないのなら、ね。」

でも何でいまさら?
もしかして、A………

「私に惚れた?」

「すぐ調子に乗らないで頂戴。
一人で帰ってまた倒れるよりましでしょう?」

なぁんだ
期待して損した。

しかし、私は諦めない!

Aのハートを貫くまでは!!


「(何でアイツは一人でガッツポーズしてるのかしら……)」

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設定タグ:文豪ストレイドックス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時

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