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暗号 ページ11

ーーーーA視点ーーーー

「何よこれ……」

いきなり渡されても何が何だかわからない。
すると机の上に何かが置いてあるのに気づいた。


『帽子に気をつけて』


「…帽子?」

雪だるまのキーホルダー、謎の置き手紙

これらを治が意味もなく私に与えるわけがない。

「まあ、一応持っておきましょうか。」

特に何もなかったら帰りに治に返そう
こんなの持ち歩くだけで恥ずかしい



















「あのお店、なかなか良かったわね。」

私は久しぶりの休日を満喫し、丁度帰るところだった。
歩いている途中で道に帽子が落ちていることに気づいた。

急いで拾いに行く。

「誰のかしら?」

そう考えていたとき、私は今朝の置き手紙を思い出した。
が、
もう遅かった。


何者かに思い切り蹴り飛ばされた。


「こんにちは、雪女さんよォ」

橙色の髪、重い打撃攻撃
間違いない。

ポートマフィアの重力使い、中原中也だ

「いきなりレディを蹴るなんて、ポートマフィアの幹部は礼儀知らずな方ね」

しかし、それと同時に気づいた事がある。
彼はおそらく、攻撃力では私を遥かに越えている。

″帽子に気をつけて″

これはそういう事だったのね。

「さてと、単刀直入に聞くわ。何故私を狙ったの?」

「簡単な事だ。お前がポートマフィアに向いているからだ。」

成程
おそらく私の経歴を調べたのね

「で?どうするの?」

「手前をポートマフィアに連れていく。逆らうなら殺す。」

これはかなり面倒臭い事になってしまったわね。
こんなポートマフィア幹部に勝てる気もしないけれど。

こういう時に限って→←一番嫌いな貴方へ



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設定タグ:文豪ストレイドックス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時

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