初めまして ページ2
ーーーー敦視点ーーーー
それは
何時ものように仕事をして、少し休憩しているときだった
チャリン
扉の音がなり、ふと見てみると
ビックリするぐらい綺麗な女性が立っていた。
「おや、早かったじゃないか」
与謝野さんが声をかけた
知り合いなのかな?
「お帰り〜A〜」
「まあ!お帰りなさいですわ!」
「早かったな。後で手帳の中身を変更しなければ。」
どうやら皆Aさん?と呼ばれていたこの人を知っているようだ。
「思ったよりも早く終わったので
そちらの方は?」
ふと自分の話になったので少しびっくりした。
「な、中島敦と申します!」
いきなり聞かれたので声が裏返ってしまった。
「新しい社員さんですか?よろしくお願いします。
2年程此処に勤めております。氷乃Aです。」
後から知ったことだが、彼女は出張に行っていたそうだ。
綺麗な人だけど何か冷たいような…
「A、帰ってきて早々で悪いが
太宰を連れてきてくれないか。」
「あぁ、あの阿保ですか」
阿保?
多分国木田さん同様、太宰さんが嫌いなんだろうな
すると氷乃さんは携帯電話を取り出して
『唐変木』と書かれた連絡先に電話をかけた。
「今武装探偵社に帰ってきたところよ。
大声で叫ぶな唐変木。早く帰ってきなさいこの阿保。」
正直悪口のオンパレードでびっくりした。
でも何で太宰さんはこんなに個性的な人のことを
教えてくれなかったんだろうか…
「ねぇA〜駄菓子は?」
「勿論買って来ましたよ。」
何て言うか……
「お姉さんみたいな人だな……」
「お姉さん?」
思わず声に出ていたようだ。
でもそれだけすごい人なんだろうな。
「敦くん、改めてよろしく」
探偵社にちゃんとしている人が増えてすこしだけ安心した
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時