現実で恋愛しないバレー大好き系女子、助けた子に裏切られました。【ハイキュー!!】

濡れ衣 ページ20

愛って漠然としててわかんない。

誰かを本気で好きになれば手に入れられるのだろうか。

本当の愛ってなんだ。

浮気されるのに、二股されるのに、嫉妬なんて面倒くさいものがあるのに。



「愛なんてなくてもいいじゃんか。

愛がなかったら人生ちょっとハードモードになるってだけ。

なんで欲しいの??」



人生簡単にしたいの？



「……A、取り敢えず髪。

めっちゃお茶の匂いする。いや、個人的にはお茶の匂いの方が好きだけど」


「貴様の好みは聞いとらんがな。

……まあ、普通に髪はちゃんと乾かすか」


「Japanese tea!!Fuuuuuu!!」


「ルイ、なんでテンション上がってんだよ」


「だってAが久しぶりに感情露わにした!!

何年振りだよお前ー!!四年振りじゃね!!?」



いや、昨日も感情的になちゃったけどな。



「………まあ、今回も私が悪いってことで終わるんだったら、それで、別にいいよ。

その方がめんどくさくないし、私はやってない、違うって声を張り上げる方が疲れる」


「お前はやってないんだから!!

大丈夫、濡れ衣なんて私達が乾かしてやる!!」


「いやいやwww濡れ衣は乾かせないwwww」



……たまーにこうなるよね。

ちゃんと語句の意味とか使い方は調べておきなさいよー、ルイ。



.



「ってか、今回は譲る必要ないよ!!

なんてったって私達がいるからね!!前回はA一人で抱えられたけど今回は私達も抱えるよ!!

なんつったって命の恩人だからね!!」


「まー、そうだな。

恋李は親から、私は教室の中から救い出してくれたもんな!!

Aは影でいいことしてんのに認められねーのがなぁ!!だからお前影でモテるんだよ!!」


「そこ今関係なくない…？

いででで、!!待て待て待て髪絡まってる!!」



他の人は普通に試合に戻ってもらった。

私が髪乾かしたり着替えたりした後に各学校の主将、監督やコーチ、顧問の先生を中心に話し合いを、ということに。

服は中学の頃の赤いジャージに。

ふぁーーなっつかし。あ、でも名前んとこ深海だ。

まあですよね、私持ってきた服パーカーにジーンズ。まあ、合宿終わったらアニメイト行ってから帰ろうと思ってたから。



「うっし、じゃ行きますか!!

無罪判決勝ち取ってやんよ!!」


「まあ、よろしく頼んだ。

お前どうせ音声も写真も何もかも取ってあるんだろ」


「まあまあまあ!!!当たり前デスヨネ!!」


「「全然当たり前チガウ」」



何もかも最初から疑ってかかるお前だからだよ。

ご静聴→←たかが

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す