ガスマスク少女。

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『 ぅゎっ、！ 』









モストロ･ラウンジのVIPルームに着いたかと思うとソファに乱雑に降ろされる。






昨日の噛まれた跡が痛いって言うのに……









ガスマスクをしてるから表情は見えないだろうと

明らかに不機嫌な顔をしていると







ﾌﾛｲﾄﾞ「 あれ〜？怒った？ 」




ｼﾞｪｲﾄﾞ「 怒ってますねえ。

フロイド、女性は丁重に扱わないと 」









なんて、まるで私の顔が見えてるかのように話す2人。





………私ガスマスクしてるよね？



と心配になり ペタペタ と顔を触るがちゃんとある。









ｱｽﾞｰﾙ「 ふふ… 」









焦る私を見てか、機嫌良さそうに笑うアズール先輩。





そんな先輩を見て、やっと揶揄われているんだなと理解した私は体から空気が抜ける。









『 〜っ……はぁ…。


もう、揶揄うだけなら1度オンボロ寮に帰っていいですか…？ユウくん達のご飯作って来なきゃ… 』









立ち上がろうとすると ガシッと腕を掴まれて動けない。






『 え、ちょ… 』







ﾌﾛｲﾄﾞ「 あのさぁ、昨日も今日も俺らと話してる時に他の奴の名前出すのわざと？ 」







『 え？ 』









今日はユウくん…昨日は？


私誰かの名前だしたっけ……？？









“ レオナ先輩達の方が… ”









『 ！ ち、違います違います！無意識で………



って違う！私が他の人の名前出そうと関係無くないですか！？ 』









弁解しようとしたけど、途中で気づいた。



そうだよ私別に他の人の名前出していいじゃん。









反抗するように3人を見ると、


全員が冷たい目でこちらを見ていて。









明らかに異様な雰囲気を放つ3人に ゾワッ と背筋が凍って、






『 …ぁ、…… 』









私は言ってはいけないことを言ったと瞬時に理解した。



















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