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スーパーの駐車場に到着すると患者の治療にあたっていた灰谷と横峯がいた
A「あれ横峯居たんだ」
ふたりの元へ駆け寄り声を掛けた
灰谷「A先生…！」
横峯「A…！あ、さっきの患者さん搬送したよ」
A「だから何普通じゃん」
横峯「もう…」
患者の腹部に聴診器を当て診察する
肺挫傷か
とりあえずライン確保しよう
A「横峯は向こうに座ってるお年寄り頻呼吸になってるから再トリアージして。灰谷は他の軽傷者みんな灰谷に助け求めてるんでしょ？だったら助けてあげて」
そう指示するとふたりは返事をして去っていった
よし…ライン確保できた
A「レスキュー！この患者ヘリが来る空き地に運んで下さい」
そう叫ぶと「分かりました！」と返ってきすぐに運ばれた
あぁ…終わった…
でも灰谷手伝わないと…
そう思い立ち上がろうとしたが足に力が入らず立ち上がれなかった
あれ…なんで…
そして次に猛烈な目眩と吐き気が襲ってきた
やばい…
目の前が見えない…
気付いたら呼吸が荒くなっていた
はぁっ…はぁっ……
自分の呼吸音だけが耳に響き渡る
暑い…
もう無理…
地面に手が着き重心が前に倒れかけようとした瞬間
誰かが後ろから私の両脇に腕を通し身体を起き上がらせてくれた
緋山「あんた熱中症だよ」
緋山先生…？
緋山「すみません氷貰えますか」
緋山先生はレスキューから貰った大量の氷で私の身体全体を冷やしてくれた
緋山「あんた1回テント行って水分補給してきて」
��分かった��と返事をしてから緋山先生に言われた通りテントへ向かった
はずだった
終わり
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作者名：大 園 す み れ | 作成日時：2023年3月16日 3時
