君の存在 ページ11
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隼side
亜嵐「で?昨日は、一緒に寝たわけ?」
玲於いるのに、そういうことを平気で言ってくる亜嵐くん。
隼「何言ってんですか」
亜嵐「襲った?襲ったの?」
玲於と不意に目が合い、眼力で目が殺せそうなほど睨まれる
なんだよそれ、先に手を離したのは玲於だろ?
Aちゃんが玲於のこと嫌いになるなんて無いんだから
自分で言っておいてなんだか胸が締め付けられる
まだしつこい亜嵐くんに、玲於の前でこんなこと公言するのは嫌だけど大きめの声で言ってやる
隼「いい加減にしてくださいよ、まだ手ぇ出てないんで」
亜嵐「ふぅん、まだ、ね?」
隼「…どこかの誰かさんがちんたらしてたら、僕が奪うんで」
玲於に対して言ったのに、当の本人は知らん顔。
なんなの、あいつ何考えてんの。
ほんと、玲於はAちゃんが絡むと何考えてるのか分からなくなる。
龍友「って言うか、Aがメイク辞めるのは予想外すぎたわ」
裕太「…嫌やなぁ」
涼太「明日からもう来ない」
みんな思い思いのことを言ってるけど、心は1つ。
Aちゃんに辞めて欲しくなかった
メンディー「まぁ、ポジティブに考えるしかないでしょ。
Aちゃんの負担が減ったんだよ」
そんなこと言ってるメンさんだって、悲しそうな顔してる
それを誰も突っ込まないのは、自分がメンさんと同じ顔になってるって自分で気づいてるから
なんとも言えない空気に包まれた楽屋を一新させたのは、ドアをノックして遠慮気味に扉を開けたAちゃんだった
メイクをやめて1週間ほど経ったAちゃんは、前ほどスキンシップを取らなくなった
家に帰っても、僕とAちゃんの生活リズムは意外と違うもので、
僕が起きたらもうAちゃんが朝食を作って出ていっていたり、僕が帰ったらAちゃんがコーヒーを淹れて寝ていたり
『ねえっ!撮影するって言ったじゃん!
まぁた着替えてないんだから』
前ほど笑わなくなったけど、それでも持ち前の明るさで楽屋について光をもたらしてくれるAちゃんに、僕らは生返事をした
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d=(^o^)=b - 隼格好いい〜〜! (2018年12月21日 1時) (レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - 豚骨ラーメンさん» ずっと応援してます! 頑張ってくださいね! 私も読んでから辞めないって書いてあって先に読んでかいた方がよかったですね。 ごめんなさい。 ほんとにほんとに応援しているので頑張ってくださいね! (2018年12月19日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - れやさん» 待ってぇぇぇぇ嬉しいです!そんなこと言ってもらえた私の方が心臓きゅーってなります! (2018年12月18日 22時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - GENE love さん» ありがとうございます!こころお優しい読者の方々が沢山いらっしゃって本当に心の支えです!辞めません!笑 (2018年12月18日 22時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
れや(プロフ) - 待ってええて無理好き心臓キュゥゥウゥウッってなります助けてだいすき (2018年12月18日 2時) (レス) id: e2c96a96ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豚骨ラーメン | 作成日時:2018年12月12日 0時