予想もしないことから4【宇髄天元】

＊ ページ16

『何してらっしゃるんですかー』

とドアを開けた


宇｢早くしろ飯食うぞ｣

と天元に抱っこされた



『…』


テーブルに連れていかれて椅子に座らされると、目の前には料理が並んでいる



『派手に美味しそう…』


ﾊﾟﾁﾝ!


『いただきます！！』


ﾓｸﾞﾓｸﾞｺﾞｯｸﾝ(×n回)


『え、派手に美味しかったほんとに…』

と言うと


宇｢俺だって伊達に一人暮らししてねえからな？｣

とウインクをかましてきやがった


『なんだこのクソかっけえ生物』

『あ、私の彼氏でした。』


ﾊﾟﾁﾝ!


『ごちそうさまでした！美味しかったです！！！』

と立ち上がって、冷蔵庫から珈琲ぱいせんとフラペチーノくんを取り出してソファに座った。



『ん。これ天元にと思って買ってきました。』


宇｢お！それはやっぱ本人の口から聞きてえよな。さんきゅ。｣

と言って私の隣に座った。



『あ、電話しなきゃ！』

とスマホを取り出し、お母さんに電話をかける


＿＿＿＿ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ



母｢もしもし〜？｣


『もしもしお母さ〜ん？』


母｢なになにどうしたの〜？｣


『お陰様で無事合格しましたあ』


母｢あらおめでとう｣


『色々お金かかるけどどうかよろしくお願いします〜』


母｢うんうん任せて！お父さん！Aが受かったって。｣


父｢代わる代わる代わる代わる｣


『いや連呼すな』


父｢もっしも〜し｣


『も、もっしも〜し』
『お陰様で無事合格しましたよ〜』


父｢よかったな！よし！天元くんに代わってくれ！｣


『え？無事大学に合格した可愛い可愛い娘との会話差し置いて？え？』


父｢はやくはやく！｣


『えぇ〜…？まあいいけど…』
『先生、お父さんが代わってって。』

と天元にスマホを渡す


宇｢あ、もしもし〜｣


当然ながら会話は天元のしかわからない。


宇｢はい、や、まあ…それなりに…ってそんなこと聞かれたら派手に恥ずかしいっすよ笑｣

と笑っている


はて、なんの話なんでしょうか。


宇｢はい、卒業させたら、そのつもりです。はい、そのときには…あ、はい！是非！では失礼します。｣


宇｢ん、｣

とスマホを渡してきた


『随分楽しそうな上に最初の電話の時より仲良くなってますね』


宇｢ちょくちょく電話するしな｣


『いやいや、まだ天元話したの2回目じゃん？』


宇｢いやだから、俺はLANE交換してんのよ。｣


『…なんでそれを早くに言わないかな』

『卒業させたら、ねえ？ま、楽しみにしとく』


宇｢おう。｣

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