雪男+紅一点でシェアハウスしてます。ぱーと1 (ページ10)

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深澤辰哉胃腸炎* ページ10

※嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

4.深澤さいど

ひかるに体調不良を気づかれてから一気に悪化して、佐久間の運転で病院に向かった。爆睡していて気づかなかったけど胃腸炎らしい。お腹痛いし気分悪いし、いつ治るんだこれ…。

岩本「ふっか、熱測ろうか」

深澤「んー…」

体温計を挟むけど、力が入らなくて支えられない。もしかすると自分が思う以上に重症なのかもしれない。しばらくして音が鳴った体温計を見て、あちゃーって顔をする佐久間とひかる。ちらっと見えたそれには38.5℃とあった。あんまり下がってないんだろうな…。

佐久間「熱下がらないね…。なんか食べれそう？薬飲んだ方が良さそうだわ」

深澤「ちょっとなら…」

岩本「わかった。取ってくるから佐久間と待ってるんだよ」

俺の頭を撫でて部屋を出ていった。うちのリーダーかっこいいでしょ。まあ俺ほどじゃないけどね❗️わら

岩本「はい、お待たせ。食べれるだけでいいからね」

熱のせいで起き上がるのもやっとで、二人にゼリーを食べさせてもらう。やっぱり食欲は戻ってなくて、数口食べたところでお腹いっぱいになってしまった。

深澤「ごめん、もう食べれない…」

佐久間「ううん、ちょっとでも食べられてよかった。これ飲んで寝ようか。俺もひかるもいるからね」

優しくお腹を叩いてくれる二人。なんか眠たいし寝ちゃおう…。

どれくらい寝ていたんだろう。急に喉が熱くなって飛び起きた。やばい吐くやつだこれ…！

岩本「気分悪くなっちゃったね。ここに洗面器あるし吐いていいよ」

深澤「いや、お腹痛くなってきたしトイレ行きたい…」

わかったよってトイレまで連れていってくれるひかる。吐き気も腹痛も限界ってときに便座に下ろされた。安心した瞬間、胃の中のものが上がってきて背中をさすられるがまま吐き出した。吐いてお腹に力が入るから下すのも落ち着かないし、身体中の水分出ていきそう…。

深澤「はあ、はあ、おぇぇ、はぁ、もう大丈夫…」

佐久間「ん、これで口ゆすごう。飲めそうだったら飲んでね」

少しだけ水を飲んで佐久間に返す。なんか意識がふわふわする…。佐久間とひかるの焦る声を最後に意識を飛ばした。