雪男+紅一点でシェアハウスしてます。ぱーと1 (ページ9)

今日:35 hit、昨日:116 hit、合計:90,376 hit

深澤辰哉胃腸炎* ページ9

※嘔吐表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

3.佐久間さいど

ふっかが体調を崩したらしい。ひかるに頼まれて、ふっかを病院に連れて行った。向かう途中、安全運転を心がけてはいたんだけど酔っちゃったみたい。後ろから苦しそうな声が聞こえてくる。

佐久間「ふっか大丈夫？コンビニあったから止まるね」

岩本「ありがとう！お願い」

車を止めて後ろを確認すると、飲み物がなくなっている。ふっかはひかるに任せて、俺は飲み物を買いに行こう。

佐久間「はい、お待たせ。落ち着いたらこれ飲んでね」

深澤「さくまありがと…」

もう吐くものはないだろうに袋に向かって何度も嘔吐くふっか。しばらくすると落ち着いたのかひかるの膝に寝転んだ。

岩本「脱水症状怖いし水分だけとっちゃおうか。これ飲んだら寝ていいからね」

しばらくすると、ふっかの寝息が聞こえてきた。落ち着いてるみたいだし、今のうちに車動かしちゃおう。そこからは無事酔うこともなく病院に到着。ただ、さっき思いっきり戻しちゃったのもあって一気に熱が上がっているらしい。今の熱は39.2℃。こんな高熱久しぶりに見た…。

深澤「んー…」

佐久間「しんどいね。もうすぐ呼ばれると思うからもうちょっと頑張ろう」

高熱のせいで眠れないみたいでグズグズのふっか。ひかるの肩に頭を乗せたりぎゅっと抱きついたりしているけどなかなか居心地のいい場所を見つけられないらしい。熱い頭を撫でていると、ようやく名前を呼ばれた。

岩本「失礼します」

医者「はい、どうぞー。熱高いしお腹の調子も悪いみたいだし胃腸炎かな。一応検査させていただきますね」

ふっかが大嫌いな採血も点滴もぐったりとされるがまま。熱が高いからそりゃそうなんだろうけど、いつもと違う姿に少し不安になる。

医者「点滴刺さりました。終わったらお呼びください」

佐久間「ありがとうございます」

点滴のおかげで少しは下がってるんだろうけど、まだ体が熱い。苦しそうに寝息を立てるふっかの手を握った。

深澤「っう、佐久間、吐く…！」

佐久間「ひかるそれちょうだい！…ありがとう。ふっか、洗面器あるからここに吐いちゃおうね」

背中をさすると、大きく嘔吐いて吐き出した。冷や汗もかいてきてるしめちゃくちゃしんどそう…。

深澤「はあ、もう大丈夫…」

佐久間「よかった。これで口ゆすいで、飲めそうなら飲んでね」

数口飲んでベッドに横になった。苦しそうな寝顔。早く元気になってね。