雪男+紅一点でシェアハウスしてます。ぱーと1

深澤辰哉 胃腸炎* ページ7

※嘔吐表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

1.深澤さいど

一昨日やっと佐久間の風邪が治って一安心の我が家なんだけど、実は昨日からあまり体調が良くなくて。でもメンバーに心配はかけたくないから胃が痛いのを隠して仕事に行こうとすると、ひかるに止められた。

岩本「ふっかストップ。体調悪いんでしょ？」

深澤「…ひかる、」

岩本「なんでわかったのって顔してるね。そんな真っ青な顔してるんだから誰でも気づくよ。お部屋戻ろうか。大丈夫だからね」

背中を支えて部屋に連れていってくれる。その途中、急に吐き気がして立ち止まってしまった。

岩本「あら、気分悪くなっちゃった？トイレ行こう。ちょっと揺れるよー」

ひかるが渡してくれたタオルを口に当てる。もう限界って思ってたらトイレに着いたみたい。ひかるがタオルを口から離してくれた。

岩本「はい着いた。もう吐いちゃって大丈夫だよ」

背中をさすられるまま胃の中の物を吐き出す。吐いても吐いても気分が悪くて、胃液まで出てきてしまった。なんか熱っぽいし、胃腸炎かな…。

岩本「ずっと嘔吐いててもしんどいだろうしこれ飲もうか。気持ち悪いの全部出しちゃおう」

渡された水を飲んでそのまま吐き出して。何回かしていると気分の悪さも落ち着いてきた。

深澤「はぁ、はぁ、もう大丈夫。ありがと…」

岩本「ううん。落ち着いてよかった。口の中気持ち悪いでしょ。これでゆすごうね。まだ気分悪いだろうし無理に飲まなくてもいいよ」

口をゆすぐと一気に疲れてしまってひかるの方に倒れ込んでしまった。そんな俺を軽々と抱き上げてくれる。いつの間にか寝ていたみたい。目が覚めると自分の部屋で横になっていた。

岩本「目覚めちゃったね。結構熱高かったししんどいでしょ。今どこがつらい？」

深澤「ちょっと気分悪いのと、お腹がゴロゴロする。あと寒くって…」

岩本「まだ熱上がるのか…。とりあえず毛布かけるよ。俺ずっとここにいるから寝られそうなら寝ちゃいなね。仕事は大丈夫だから」

急に人肌恋しくなって腕を伸ばすと、抱きしめて背中を優しく叩いてくれた。なんか眠くなってきたかも…。重たくなる瞼に従って目を閉じた。

深澤辰哉 胃腸炎*→←作者より。

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