58.北斗の後輩。 ページ8
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「俺の手下のせいで怖い思いさせちゃったね、ごめんね。」
て、手下…？
よく見たらジェシーさんはスーツを身に纏っていて、中には派手なシャツを着ている。
まさか、裏の組織とかの人間……？
「お前の仲間だったのかよ。」
北斗はそう言って少し乱暴に頭を掻きむしる。
「ホントごめん！！」
手を合わせて必死に謝るジェシーさんに、北斗はため息を吐いた。
「A、此奴の手下に何もされてない？」
「されてないよ。大丈夫。」
「良かった……。」
「ごめんね…また迷惑かけちゃって…。」
「Aが無事なら良いんだよ。」
北斗の手が私の頭をポンポンと撫でた。
「北斗の彼女さんは、なんでそんなカッコでこんな所に？」
「…えっと、」
「別にお前には関係ないだろ。」
まず彼女じゃないですって言おうとしたら、北斗が私の言葉を遮ってそう言った。
「AHAHAHA！！」
え、うるさ…。
「ま、無事で何よりだよ。じゃ俺行くね！」
ジェシーさんは和かに手を振ってその場を去った。
「…あの人、友達なの？」
「一応な。同じ中学の後輩だったから。」
「え、」
後輩！？
ってことは、中学生！？
「まぁアイツの詳しいことは聞かない方がいい。」
「う、うん。」
「とりあえず、本当に無事で良かった…。」
北斗は安心したように私を抱きしめた。
ごめんね、北斗……。
貴方にはいつもいつも迷惑かけっぱなしだね……。
「帰ろっか。家まで歩ける？」
「…ちょっと、キツいかも。」
そう言うと、北斗は立膝をついて私に背中を向けた。
おんぶするってことだよね？
私はそっと北斗の背中に身を預けた。
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和ッフル(プロフ) - yamayama0509021さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年2月5日 10時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
yamayama0509021(プロフ) - 一瞬で読み終えてしまいました！！！面白かったです！！！これからも楽しみにしてます！！ (2021年2月4日 23時) (レス) id: f5163d79d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月17日 21時
